カテゴリー「字のなりたち」の5件の記事

2007年12月30日 (日)

字のなりたち5 -偽-

今年も既に発表されましたが、今年を表す漢字。
」でしたね。
なんとなく誰もが納得する字ではないでしょうか。

わたしが以前勤めていた会社の子会社も、試験データを改竄していたとかで、関係省庁において記者会見をしていました。
責任は既に退職した元社員に押し付けているような感じ・・・

食べ物だけではなくいろんなところで、偽装が行われていた1年。
来年は清く正しく行きたいものですね。

ということで「字のなりたち」の記事は1年ぶりですが、
」を取り上げたいと思います。

音読みは「ギ」
訓読みは「いつわ(る)、にせ」

旧字体は「僞」。
「イ」(人偏、ひと)と「爲」(い、手を加えて、ことさらに物をつくる意をあらわす。)
そこから、「いつわる」「だます」意味に使う。

意味
①いつわる。だます。本物に見せかける。
「偽証」「偽善」「詐偽」

②にせ。にせもの。いつわり。うそ。

「偽名」「虚偽」「偽札」「偽物」


使い分け
Ⅰギ 「

・・・「真」の対。
本当のもののように思わせる。イツワル。

「偽善」「偽造」「偽証」
・・・うそを言って迷わせる。アザムク。
「詐欺」「欺瞞」

Ⅱいつわる 「

・・・本当でないことを言う。

「病気と偽る」「偽らざる告白」
・・・本当だと思わせる。
「申告を偽る」「氏名を偽って申し込む」

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2006年12月12日 (火)

字のなりたち4 -命-

今日は「漢字の日」で、今年を表す漢字の発表がありましたね。
」だそうです。
いじめで自殺や飲酒運転事故死などで、
命の大切さを考えさせられた1年だったということです。

その「
」のなりたちです。

部首は「ひとやね」
「令」(人を集めて言いつける)と「口」とを合わせて、人に「いいつける」意味をあらわします。


意味は、
①いいつける、申し付ける。いいつけ、おおせ。
「命令」「厳命」

②なづける。
「命名」

③めぐりあわせ。天の定め。
「運命」「宿命」

④いのち

「生命」

⑤(国訓)みこと。
古代に、神やとうとうとにつけて呼ぶことば。

「大国主命」

「命(めい)は天に在り」
人の命や運命は、天が定めるもので、
人の力ではどうにもならない意。
(史記より)




私も今年の漢字に応募しました。
根が単純なもので、「
」を選びました。

人それぞれに「今年をあらわす一字」があると思います。
あなたの「一字」はなんでしょう?

明日13日の10時から、
(財) 日本漢字能力検定協会のホームページ上でも発表されるようです。

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2006年10月25日 (水)

字のなりたち3 -君-

今日は、「君が代」が出来た日だということですので、
」のなりたちについて。

「尹(いん)」は、棒を手に持って指揮する様子を表し、それに口を添えて、命令を下して、人民を指揮して納める人の意味を表しています。

意味は、
①国を治めている人。徳のある人。 天子。

「君子」「主君」

②人に対する敬意を表す。目上の人や貴人を敬っていう。

「父君」「細君」

③二人称の代名詞。

「君と僕」

④現代語で、男性が同輩およびそれ以下の相手に対して用いる。

「諸君」「○○君」

古くは敬意を表していたものが、現代では、同輩や後輩に使う言葉に変わっているんですね。

-君が代-
天皇の治世を祝う歌。

「君が代は千代に八千代にさざれ石の巌となりて苔のむすまで」。
古来、祝賀の歌、酒宴の歌とされていた。
古今和歌集に初句を「我が君は」として初見。
「和漢朗詠集」流布本などに現在の歌詞と同じものが載る。
現行曲は1880年10月25日に完成、宮内省楽人林広守の作曲にドイツ人エッケルトが洋風和声を付したもの。
1893年(明治26)、小学校の祝祭日の儀式用唱歌として文部省が告示。
以後、事実上の国歌として歌われて来たが、
1999年8月13日より施行された「国旗及び国歌に関する法律」によって 法的に国歌と認められる。

学校で「君が代」を合唱することに関して賛否両論ありますが、
オリンピックなどで、日の丸が掲揚され「君が代」が流れてくると、
ジーンと来るものがあります。


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2006年9月13日 (水)

字のなりたち2 ―悠と仁―

親王様のお名前にちなみまして、「」と「」のなりたちについて。



「心」とはるかな意(攸攸)とともに音を表す「攸(ゆう)」とを合わせて、思いの深い意をあらわす。そこから、ひろく、「はるか」の意味に使う。

意味は、
①はるか。とおい。久しい。

「悠久」
②ゆったりしている。

「悠然」


人(ひと)」と「二(ふたつならぶ)」とを合わせた字。
人々が寄り添って親しみ合うこと。そこから、相手を「おもいやる」という意味に使う。

意味は、
①おもいやり。慈しみの心。いつくしむ。

「仁愛」めぐみいつくしむ・こと(さま)。慈愛。
②儒家で理想とする、慈しみの心。また、徳の優れた人。
「仁者」情け深い心の人。仁徳を身につけた人


皇族の男子のお名前に「仁」をつけるというのは、「仁」には「人をおもいやる」という意味があるからなのでしょうね。

*人偏が表示できないので、「人」と書きましたが正確には「人偏」です。

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2006年8月10日 (木)

字のなりたち1 ―反―

先日、知人からのメールで「反町」と言う名前を聞いて、「」の文字から、思ったことかあるとのこと
それは、
「反対する」等、否定的な意味で使うばかりなので、
あまり良い印象がないと言うこと。
肯定的な意味で使われることはないのか、と言うのです。

そもそも、「反」の字の成り立ちは、
部首の「厂(がんだれ)」は、垂れ下がった布をあらわし、
「又」は、手の形。

この二つを合わせて、布を手で反り返らせること
そこから、「そる」「かえる」の意味に使うようになったようです。

でも、「もとにもどす」、と言う意味もあるので、
よく探すと肯定的な使い方もあるかもしれないけど、
わかりません。

「反」は他に、「たん」と読ませ、
土地の広さの単位として使用し、9.917アール。
田んぼは、1反、2反・・・・と数えます。

織物の長さの単位で、10.6メートル。
織物を巻いた物を、1反、2反・・・と数え、反物と言います。

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