カテゴリー「番外編」の31件の記事

2008年1月 3日 (木)

「番外編 31」 餅

三が日でお餅を沢山食べられたのでないでしょうか?
で、今日は「」のつく言葉を。

愛敬の餅(あいきょうのもち)
古く、婚礼から三日目の夜に、夫婦が祝いの餅を食べること。
また、その餅。
みかよのもち。


開いた口へ餅
思いがけない幸運が訪れることのたとえ。
棚からぼたもち。


戴き餅(いただきもち)
しんこの餅を丸め、上をくぼめてあずきの餡をのせたもの。
四月八日、灌仏会に作る。
いただき。

栄耀に餅(の皮を剥く
ぜいたくになれて、餅の皮まで剥いて食べる。
この上ないぜいたくのたとえ。
栄耀の餅の皮。

画餅(がべい)
絵にかいた餅の意。
何の役にも立たないもののたとえ。

画餅に帰す
計画などが失敗に終わり、無駄骨折りになる。

木に餅がなる
実際にありえないこと、話がうますぎることのたとえ。

草餅の節句
草餅をひな壇に供えることから、三月三日の節句。

大食上戸餅食らい
大食いしたうえ大酒を飲み、さらに餅までも食べること。




30日からの5日間、番外編等でお付き合いいただきましたが、明日から通常の更新ペースにもどりますので、宜しくお願いいたします。

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2008年1月 1日 (火)

「番外編 30」 富士、鷹、茄子

新年あけましておめでとうございます。
今年も宜しくお願いいたします。

大晦日に引き続き今日も番外編です。
新年といえば、初夢。
一日の夜または二日の夜に見る夢、
一富士二鷹三茄子」ということで、それぞれがつく言葉を少しだけ。


朧富士(おぼろふじ)
霞でおぼろに見える富士山に似ているところから、編み笠の一種。
大形の笠で頂が切り取られたように平らになっているもの。


富士は磯(いそ)
比較にならないほどすぐれているさまをいう語。
その物事に比べると、日本一高い富士山も磯同様に低いということ。

富士桜
マメザクラの別名。
春の季語。


富士額(ふじびたい)
髪の生えぎわが富士山の形に似ている額。
美人の条件の一つとされた。

富士松
カラマツの異名。


犬も朋輩(ほうばい)鷹も朋輩
同じ主人に仕えていれば、身分に違いはあっても、朋輩であることには変わりないことのたとえ。

鵜の目鷹の目
鵜が魚を追い鷹が獲物をさがすときの目のように、鋭いまなざしでものをさがし出そうとするさま。

下司と鷹とに餌(え)を飼(か)え
鷹に食物を与えて手なずけるように、卑しい者を使うには金品を与えるのがよい。

能ある鷹は爪を隠す
実力のある人物は、いたずらにそれを誇示することはしないというたとえ。

鳶が鷹を生む
平凡な親が優秀な子供を生むたとえ。

鳶も居ずまいから鷹に見える
起居・動作が正しければ、卑しい者も上品に見えるたとえ。


兄鷹(しょう)
オスのタカ。

弟鷹(だい)
メスのタカ。



赤茄子
トマトの異名。
夏の季語。


秋茄子は嫁に食わすな
秋なすびは嫁に食べさせるな。
姑の嫁いびりと結びつけるもの、種子がないので、子供に恵まれなくなるからというもの食べると体が冷えてよくないというもの、など種々の解釈がなされている。


瓜の蔓に茄子はならぬ
平凡な親からは非凡な子は生まれないことのたとえ。


珊瑚樹茄子(さんごじゅなす)
トマトの異名。





良い初夢が見れますように!

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2007年12月31日 (月)

「番外編 29」 晦

今日は大晦日なので「」のつく言葉を調べてみました。
数が少なかったですね。

」は準1級の配当漢字で、
訓読み「カイ」
音読み「みそか、つごもり、くら(い)、くら(ます)」です。


大晦(おおつごもり)
一年の最後の日。おおみそか。


晦朔(かいさく)
みそかとついたち。
また、一か月。


朝菌(ちょうきん)の晦朔をしらず
「荘子(逍遥遊)」にある言葉。
「晦朔」は月の晦日・朔日の意で、限られた境遇にあるものは、広い世界があることを知らない。短命のたとえ。


晦渋(かいじゅう)
言葉や文章がむずかしくて、意味や論旨がわかりにくい・こと(さま)。難解。
「徒(いちずら)に晦渋な文章を書く」


晦蔵(かいぞう)
自分の才能や知識などを、目立たぬようにかくすこと。
物資・資源などが、埋もれていること。

「潜伏、晦蔵して未だ世の知る所とならざる富源に至りては/真善美日本人(雪嶺)」

晦冥(かいめい)
くらいこと。くらやみになること。まっくらやみ。


小晦日(こつごもり)
大晦日の前日。

(月隠り/つきごもり)
「つきこもり」とも。月が隠れる意から、月の末日、みそか、つごもり。

晦方(つごもりがた)
つごもりに近い日。みそか頃。


晦蕎麦(つもごりそば)
みそかそば。


韜晦(とうかい)
自分の才能・地位・身分・行為などをつつみかくすこと。人の目をくらますこと。

「互に深く韜晦して、彼豪族らに油断をなさしめ/慨世士伝(逍遥)」

韜光晦迹(とうこうかいせき)
http://kumi-kanjijyukugo.cocolog-nifty.com/jyukugo/2007/02/post_2bc8.html

晦日節(みそかぜち)
正月晦日のこと。
松の内に年始回りに行けなかった家を、この日訪問する。
みそか宵、みそか正月。


晦日払い(三十日払い/みそかばらい)
金銭の支払いをその月の末日にすること。みそか勘定。

女郎に誠(まこと)があれば晦日に月が出る
陰暦の30日には月が出ないことから、女郎の言葉にはうそが多いということのたとえ。

晦日に月が出る
ありえないことのたとえ。

目を晦(くら)ます
他人にわからないようにする。他人の目をだます。

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2007年10月19日 (金)

「番外編 28」 夕

久しぶりの番外編です。

夕焼けの綺麗な季節になりましたので、今回は「
」のつく言葉です。
以前に、「朝」「夜」は出ましたが、「夕」はまだでした。


夕焼け
太陽が沈む頃、西の空が赤く見えること。
日中よりも太陽光線が大気中を通過する距離が長く、青色光は散乱され、波長の長い赤色光だけが地上に到達するために起こる。
夏の季語。


朝観音に夕薬師(あさかんのんにゆうやくし)
江戸時代、観音の縁日の一八日には朝、薬師の縁日の八日には夕方参詣する風習。

朝題目に夕念仏(ふさだいもくにゆうねんぶつ)
朝に法華懺法を行い、夕べに阿弥陀経を誦すること。
転じて、定見のないことのたとえ。

朝焼けは雨、夕焼けは晴れ
朝焼けの時はその日は雨が降り、夕焼けの時は翌日は晴れる、という俗諺(ぞくげん)。

一朝一夕

ひと朝とひと晩。わずかな時日のたとえ。
「一朝一夕には完成しない」

暁夕(ぎょうせき
朝と夕方、朝晩、朝夕。

月夕(げっせき)

月の明るい夜。
特に、陰暦8月15日の夜。

三夕の和歌(さんせきのわか)
新古今和歌集の中の、「秋の夕暮」という結びの優れた三首の和歌。
定家の
「見渡せば花も紅葉もなかりけり浦のとまやの秋の夕暮」
寂蓮の
「さびしさはその色としもなかりけり槙立つ山の秋の夕暮」
西行の
「心なき身にもあはれは知られけり鴫立つ沢の秋の夕暮」
の三首。
三夕。

七夕
五節句の一。
7月7日に行う牽牛星と織女星を祭る行事。
庭に竹を立て、五色の短冊に歌や字を書いて枝葉に飾り、裁縫や字の上達などを祈る。
奈良時代に中国から乞巧奠(きっこうでん)の習俗が伝来し、古来の「たなばたつめ」の伝説と結びついて宮中で行われたのに始まる。
近世には民間にも普及。
また、盆の習俗との関連も深い。
七夕祭り、星祭、しちせき。
秋の季語。

生夕暮れ
そろそろ夕暮れになる頃。たそがれ。

法論味噌売りの夕立ち(ほろみそうりのゆうだち)
夕立にあって売り物の法論味噌がすっかりだめになるように、物を損なうのを恐れるたとえ。

夕化粧
オシロイバナの異名。

夕さり(ゆうさり)
夕方になること。夕方。暮れがた。

夕星(ゆうずつ)
夕方、西の空にきわだって見える星、すなわち金星のこと。
宵の星、ゆうつず。


夕虹百日の旱(ゆうにじひゃくにちのひでり)
夕虹は晴天の続く前兆である。

夕紅葉
夕日に映える紅葉。
秋の季語。

夕陰草(ゆうかげぐさ)

夕方の薄明かりの中にある草。
朝顔・むくげなどの異名とする説もある。

夕轟き(ゆうとどろき)
恋情などで、夕方になると胸がときめくこと。


「番外編 10 夜」
http://kumi-kanjijyukugo.cocolog-nifty.com/jyukugo/2006/09/post_7080.html

「番外編 11 朝」
http://kumi-kanjijyukugo.cocolog-nifty.com/jyukugo/2006/09/post_8a53.html

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2007年3月28日 (水)

「番外編 27」桜 -その2-

昨日に引き続き「」です。


白桜(しろざくら)
シラカバの異名。
ミヤマザクラの異名。

種蒔き桜(たねまざくら)
東北地方で、コブシの異名。


桜月(さくらづき)
陰暦三月の異称。

秋桜
コスモスの異名。
秋の季語。

小米桜(こごめざくら)
ユキヤナギの異名。
春の季語。

徒桜(あだざくら)
はかなく散ってしまう桜の花。

桜雲(おおうん)
桜の花がたくさん咲いて雲のようにみえること。
花の雲。

桜唇(おうしん)
美女の小さく美しい唇を桜にたとえた語。
張憲「太真明皇譜笛図」より。

桜魚(さくらうお)
桜の咲く頃にとれる小さいアユ。

桜粥(さくらがゆ)
あずきがゆの異名。

桜人(さくらびと)
桜の花を見る人。花見をして歩く人。
春の季語。

《夜桃林を出てあかつき嵯峨の桜人/蕪村》

四手桜(しでざくら)
ザイフリボクの別名。

芝桜(しばざくら)
ハナツメクサの別名。
春の季語。


左近の桜(さこんのさくら)
紫宸殿(ししんでん)の階段の下、東方に植えられている桜。
左近衛府の武官がこの桜から南に列したことからいう。
南殿(なでん)の桜。御階(みはし)の桜

世の中は三日見ぬ間に桜かな
世の中の移り変わりの激しいことを、桜の花の散りやすいのにたとえる。
〔大島蓼太の句〕

福岡県内の桜の銘木
浅井の一本桜(福岡県久留米市)

http://homepage1.nifty.com/merysally/midokoro_7.htm

上野の虎尾桜(福岡県田川郡福知山町(合併により町名変更))
http://homepage1.nifty.com/merysally/midokoro_8.htm

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2007年3月27日 (火)

「番外編 26」桜 -その1-

もうそろそろ桜も満開になりそうですか?
うちの近くにある、桜の木はまだ咲き始めたばかりです。

」といっても色々あるようです。
今日は、桜の品種などについて。

里桜(さとざくら)
ヤマザクラ系を主とした桜の栽培品種の総称。
花は大きく、一重または八重咲きで、オオシマザクラの影響が著しい。
ヤエザクラ・ボタンザクラといわれるものの大部分が含まれる。
牡丹桜。

浅葱桜(あさぎざくら)
サトザクラの一品種。
黄色みを帯びた緑色の花をつけるもの。

有明桜(ありあけざくら)
サトザクラの一品種。

雲珠桜(うずざくら)
鞍馬山に咲く桜の総称。
サトザクラの一種。しべが長く、花は一重弁。

姥桜(うばざくら)
葉の出るよりも先に花の咲く種類のサクラの俗称。
ヒガンザクラ・ウバヒガンなど。
〔「葉(歯)なし」の意からという〕

江戸桜(えどざくら)
ソメイヨシノの別名。

大島桜(おおしまざくら)
ソメイヨシノ・サトザクラなどの母種。
葉は桜餅を包むのに用いる。
薪(たきぎ)桜。

大山桜(おおやまざくら)
ヤマザクラの変種。
札幌市円山公園はオオヤマザクラの名所として知られる。

樺桜(かばざくら、かにはざくら)
エドヒガンの一園芸品種。花は白色単弁。
カンバ類と似た樹皮をもつヤマザクラ・チョウジザクラなどの俗称。

寒桜(かんざくら)
晩冬から早春に咲く桜。
オオシマザクラとヒカンザクラの自然交配種といわれ、淡紅白色の花を開く。
冬桜。
冬の季語。

黄桜(きざくら)
サトザクラの園芸品種。
花は淡黄緑色の八重咲きで新緑と同時に開花。

熊谷桜(くまがいざくら)
コヒガンザクラの八重咲き品種で、全体に小さく、花は淡紅色でかわいらしい。

御所桜(ごしょざくら)
サトザクラの一種。花は大形で八重咲き。

四季桜(しさざくら)
ヒガンザクラの園芸品種。
低木で葉も小さい。
花は淡紅または白色で、多少八重咲きになり、10月頃から咲き始め、4月に盛りとなる。十月桜。

枝垂桜(しだれざくら)
エドヒガンの一変種で、枝のたれ下がるもの。
花は普通、淡紅白色五弁。糸桜。
春の季語。

墨染桜(すみそめざくら)
桜の一種。
花は小さく単弁で白いが、茎・葉とも青く、薄墨色のように見える。

匂桜(においざくら)
サトザクラの一種。
花は八重咲きで白く、香気がある。

彼岸桜(ひがんざくら)
春の彼岸の頃、他のサクラより早く開花。
エドヒガンに近縁。
コヒガンザクラ。
春の季語。

緋桜(ひざくら)
台湾や中国南部に自生。
1~3月、緋紅色の五弁花をつける。
花弁は平開しない。
緋寒桜。薩摩緋桜。

富士桜(ふじざくら)
富士山に多いのでフジザクラという。
葉の出る前に開花。
花はやや小さく下向きにつき、白色まれに淡紅色。
豆桜。

八重桜
ヤマザクラなど日本の山野に自生するサクラ類の栽培園芸品種で、花が八重咲きのもの。
ボタンザクラ。
春の季語。

《奈良七重七堂伽藍八重桜/芭蕉》

楊貴妃桜(ようきひざくら)
サトザクラの一品種。
花は大きく淡紅色で、八重咲き。楊貴妃。

吉野桜(よしのざくら)
吉野山に咲くヤマザクラ。
ソメイヨシノの別名。



あしたは 「その2」を・

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2007年2月25日 (日)

「番外編 25」春 -その2-

「春」のその2です。

春帆(しゅんぱん)
春ののどかな海に浮かんだ船の帆。

春分点(しゅんぶんてん)
天球上、黄道と赤道とが交わる二点のうち、太陽が南から北へ通過する点。
黄道上の黄経〇度の点。
天球の黄道座標および赤道座標の原点として重視されている。

春容(しゅんよう)
春の景色。はるげしき。

春陽(しゅんよう)
春の日光。春の時節。

春霖(しゅんりん)
春のながあめ。
春の季語

惜春(せきしゅん)
過ぎ行く春を惜しむこと。
春の季語

浅春(せんしゅん)
春になったばかりの頃。早春。

竹の春(たけのはる)
陰暦8月の異名。このころ竹の葉が青々と茂る。
秋の季語。

探春(たんしゅん)
春の趣をたずねて郊外に出掛けて遊ぶこと。

長春(ちょうしゅん)
永久に春であること。四季を通じて花があること。

殿春(でんしゅん)
陰暦3月の異名。

初春月(はつはるづき)
陰暦正月の異名。

春茜(はるあかね)
春の夕暮れどきのあかね色の空。

春三番(はるさんばん)
桜の散る頃に吹く、強い南風。

春隣(はるどなり)
「はるとなり」とも。
春がもうすぐそこまで来ていること。
冬の季語。

《車窓より瀬戸の島山春隣/星野立子》

春の水(はるのみず)
水かさが豊かになった春の川や湖沼の水。
春の季語。

春待ち月(はるまちづき)
陰暦12月の異名。

暮春(ぼしゅん)
春の終わり頃。晩春。暮れの春。春の季語。
陰暦3月の異名。

我が世の春(わがよのはる)
自分の思いのままになる、最も得意な時期。絶頂の時期。
「我が世の春を謳歌する」
「この世をばわが世とぞ思ふ 望月の欠けたることもなしと思へば/藤原道長」

四字熟語
春風駘蕩(しゅんぷうたいとう)
http://kumi-kanjijyukugo.cocolog-nifty.com/jyukugo/2007/01/post_830f.html

ことわざ
春眠暁を覚えず
孟浩然の詩「春暁」に「春眠不レ覚レ暁処々聞二啼鳥一」とあるのによる。
春の夜は短い上に寝心地よく、暁になってもなかなか目がさめない。

春蘭(しゅんらん)秋菊(しゅうぎく)倶(とも)に廃すべからず
旧唐書(裴子余伝)。
物にはそれぞれ特色があって、棄てがたいことのたとえ。

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2007年2月22日 (木)

「番外編 24」春 -その1-


今回の番外編は「春」です。

明けの春(あけのはる)
年の初め。
新年の季語。

《あばら家や其身その儘明けの春/一茶》

季春(きしゅん)
春の末。暮春。
陰暦3月の異名。

九春(きゅうしゅん)
九旬の春の意。
春の90日間。
春の季語。

暮れの春(くれのはる)
春の終わり頃。
暮春。
春の季語

迎春花(げしゅんか)
黄梅(おうばい)の漢名。
春の季語。

小春(こはる)
陰暦10月の異名。
暖かな春のような日和(ひより)が続くのでいう。
小(こ)六月。
秋の季語。

三春(さんしゅん)
初春・仲春・晩春(孟春・仲春・季春)の総称。春の3か月。
陰暦1月・2月・3月。
春の季語。
春を三度過ごすこと。三年にわたること。

残春(ざんしゅん)
春の末。晩春。

「残春の風情を楽しむ」

春陰(しゅんいん)
春の曇りがちな天候。

春鶯(しゅんおう)
春にさえずるウグイス。しゅんのう。

春寒(しゅんかん)
春になってからぶり返した寒さ。
余寒。はるさむ。

春郊(しゅんこう)
春の郊外。春の野辺。
春の季語。

春霰(しゅんさん)
春に降る霰(あられ)。春の霰。

春愁(しゅんしゅう)
春の日にふと感じる物悲しさ。春に感じる哀愁。
春の季語。

春宵(しゅんしょう)
春の宵。[季]春。
「春宵一刻(いつこく)値(あたい)千金 」
蘇軾「春夜詩」より春の夜は、なんともいわれぬ趣があり、
一刻が千金に値するような心地がすること。

春信(しゅんしん)
春のおとずれ。春のきざし。
花が咲いたという春の便り。花信。

春塵(しゅんじん)
春風に舞い上がる砂塵。春のほこり。
春の季語。

《春塵の鏡はうつす人もなく/山口青邨》

春水(しゅんすい)
春になって、氷や雪がとけて流れる豊かな水。
春の水。
春の季語。

春鳥(しゅんちょう)
ウグイスの異名。

春潮(しゅんちょう)
ゆったりとした春の潮。
春の季語。

春泥(しゅんでい)
春の、雪どけ・霜どけなどによるぬかるみ。
春の季語。

《春泥に押しあひながら来る娘/高野素十》

残りは次回に。


暖かい日が続いて春の陽気ですね。寒の戻りがあるかもしれませんが、桜も早く咲きそうですね。

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2007年1月26日 (金)

【番外編 23】 氷

12月に薄氷が張っているのを見ましたが、1月に入ってからは見かけないような気がします。
やはり暖冬なのでしょうか。

数は少ないですが、今日の番外編は「
」です。

石の氷柱(いしのつらら)
鍾乳石の古名。石の乳(ち)。

薄ら氷(うすらひ/うすらい)
「うすらび」とも。
薄く張った氷。うすらい。うすごおり。
春の季語。

《薄ら氷の草を離るゝ汀かな/虚子》

雨氷(うひょう)
摂氏0度以下に冷却された雨滴が地物に触れた瞬間に凍結して、均質透明の氷の皮膜となったもの。
冬の季語。

金氷かなこおり)
非常に冷たいこと。また、冷たくて氷のような感じがするもの。

「足が金氷のようになる」

釘氷(くぎこおり)
手足が冷えて釘や氷のように冷たくなるたとえ。

懸氷(けんぴょう)
つらら。氷柱。

氷雲(こおりぐも)
氷晶からできている雲。巻雲など。
氷晶雲。

氷の朔日(こおりのついたち)
陰暦の6月1日。
古く宮中で、氷室から献上された氷を群臣に賜った日。
この氷を「
賜氷(しひょう)」という。
現在も、この日に氷餅やあられ・いり豆などを食べる地方がある。

垂氷(たるひ)
雨・雪などの水が、軒・岩角などから、したたりながら凍って垂れ下がったもの。つらら。
冬の季語。

氷の様の奏(ひのためしのそう)
元日の節会に、氷室にたくわえておいた去年の氷の厚さや形状を、宮内省から禁中に奏聞する儀式。
氷が厚ければ豊年、薄ければ凶年の兆しとした。

氷室の節句(ひむろのせっく)
江戸時代、夏の盛りである旧暦の6月1日に、前年から貯蔵しておいた雪で折餅(へぎもち)を作り賞味する行事。

」の付く諺など

夏日(かじつ)に氷を求む
得がたいことのたとえ。

堅き氷は霜を履(ふ)むより至る/霜を履んで堅氷(けんぴょう)至(いた)る
「易経(坤卦)」による。
秋になって霜を踏むようになればやがて堅い氷の張る冬が来るの意から、物事の兆候が現れれば、大事が間もなくやってくるということ。

渙然(かんぜん)氷釈(ひょうしゃく)する
杜預「春秋左氏伝序」による。
氷が解けるように疑問や迷いが解けてなくなる。

日向に氷
だんだん減っていくことをたとえていう語。

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2007年1月20日 (土)

【番外編 22】 寒 その2

今日は、5級の熟語を2個の日ですが、大寒ですので、
「番外編 22」寒 その2、に変更しました。

大寒(だいかん)
二十四節気の一。太陽の黄経が300度に達した時をいい、現行の太陽暦で1月20日頃に当たる。
一年で最も寒い季節。12月中気。冬の季語。

小寒の氷(こおり)大寒(だいかん)に解(と)く
寒さの最も厳しいはずの大寒が、小寒よりも暖かなことにいう。物事が必ずしも順序どおりにゆかないことのたとえ。

寒林(かんりん)
冬枯れの林。葉を落として寒々とした林。冬の季語。

寒露(かんろ)
二十四節気の一。太陽の黄経が195度に達した時をいい、現行の太陽暦では10月8日頃。
露が冷たく感じられる時季。九月節気。


祁寒(きかん)
「祁」は大いに、盛んにの意、きびしい寒さ。酷寒。

苦寒(くかん)
陰暦12月の異名。

迎寒(げいかん)
寒冷の季節を迎えること。
迎寒の候
陰暦8月の異称。

向寒(こうかん)
寒(かん)の時期に向かうこと。日増しに寒くなること。
手紙文で、時候の挨拶に用いる。
向寒の候

漫ろ寒(そぞろさむ)
なんとなく寒さを覚えること。気持ちの上で感じる晩秋の寒さ。
秋の季語。

《雲二つに割れて又集る漫ろ寒/原石鼎》

露寒(つゆさむ)
露のおり始める頃の、晩秋のはだ寒さ。秋の季語

肌寒(はだざむ)
秋が深まって肌寒く感じること。秋冷え。秋の季語。

《肌寒も残る寒さも身一つ/虚子》

春寒(はるさむ)
立春を過ぎてからの寒さ。しゅんかん。
春の季語。

《春寒のよりそひ行けば人目ある/虚子》

稍寒(ややさむ)
秋になって、少し寒さを感じること。秋寒。肌寒。うそ寒。そぞろ寒。
秋の季語。
《稍寒や日のあるうちに帰るべし/虚子》

余寒(よかん)
立春後の寒さ。寒(かん)が明けてまだ残る寒さ。残寒。
春の季語。

《鎌倉を驚かしたる余寒あり/虚子》

夜寒(よさむ)
夜の寒さ。特に、秋の終わり頃、夜になって寒さを強く感じること。
秋の季語。

《あはれ子の夜寒の床の引けば寄る/中村汀女》

寒煙迷離(かんえんめいり)
訪れる人もない古跡などに煙やもやがたちさまよって、心さびしく感ぜられること。

枯木寒巌(こぼくかんがん)
枯れ木とつめたい岩。冷淡で取っつきにくい態度のたとえ。

八寒地獄(はちかんじごく/はっかんじごく)
仏教用語。
寒さに苦しめられる八種の地獄。
部陀(あぶだ)・尼剌部陀(にらぶだ)・陀(あせちだ)・婆(かかば)・虎虎婆(ここば)・鉢羅(うはら)・鉢特摩(はどま)・摩訶鉢特摩(まかはどま)の称。
氷の地獄。

物言えば唇(くちびる)寒し秋の風 /芭蕉
人の短所を言ったあとは寒々とした気持ちに襲われる、の意、
転じて、うっかりものを言うと、それが原因となって災いを招く。
口は災いのもと。




次回の番外編は「氷」の予定です。

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