カテゴリー「番外編」の31件の記事

2008年1月 3日 (木)

「番外編 31」 餅

三が日でお餅を沢山食べられたのでないでしょうか?
で、今日は「」のつく言葉を。

愛敬の餅(あいきょうのもち)
古く、婚礼から三日目の夜に、夫婦が祝いの餅を食べること。
また、その餅。
みかよのもち。


開いた口へ餅
思いがけない幸運が訪れることのたとえ。
棚からぼたもち。


戴き餅(いただきもち)
しんこの餅を丸め、上をくぼめてあずきの餡をのせたもの。
四月八日、灌仏会に作る。
いただき。

栄耀に餅(の皮を剥く
ぜいたくになれて、餅の皮まで剥いて食べる。
この上ないぜいたくのたとえ。
栄耀の餅の皮。

画餅(がべい)
絵にかいた餅の意。
何の役にも立たないもののたとえ。

画餅に帰す
計画などが失敗に終わり、無駄骨折りになる。

木に餅がなる
実際にありえないこと、話がうますぎることのたとえ。

草餅の節句
草餅をひな壇に供えることから、三月三日の節句。

大食上戸餅食らい
大食いしたうえ大酒を飲み、さらに餅までも食べること。




30日からの5日間、番外編等でお付き合いいただきましたが、明日から通常の更新ペースにもどりますので、宜しくお願いいたします。

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2008年1月 1日 (火)

「番外編 30」 富士、鷹、茄子

新年あけましておめでとうございます。
今年も宜しくお願いいたします。

大晦日に引き続き今日も番外編です。
新年といえば、初夢。
一日の夜または二日の夜に見る夢、
一富士二鷹三茄子」ということで、それぞれがつく言葉を少しだけ。


朧富士(おぼろふじ)
霞でおぼろに見える富士山に似ているところから、編み笠の一種。
大形の笠で頂が切り取られたように平らになっているもの。


富士は磯(いそ)
比較にならないほどすぐれているさまをいう語。
その物事に比べると、日本一高い富士山も磯同様に低いということ。

富士桜
マメザクラの別名。
春の季語。


富士額(ふじびたい)
髪の生えぎわが富士山の形に似ている額。
美人の条件の一つとされた。

富士松
カラマツの異名。


犬も朋輩(ほうばい)鷹も朋輩
同じ主人に仕えていれば、身分に違いはあっても、朋輩であることには変わりないことのたとえ。

鵜の目鷹の目
鵜が魚を追い鷹が獲物をさがすときの目のように、鋭いまなざしでものをさがし出そうとするさま。

下司と鷹とに餌(え)を飼(か)え
鷹に食物を与えて手なずけるように、卑しい者を使うには金品を与えるのがよい。

能ある鷹は爪を隠す
実力のある人物は、いたずらにそれを誇示することはしないというたとえ。

鳶が鷹を生む
平凡な親が優秀な子供を生むたとえ。

鳶も居ずまいから鷹に見える
起居・動作が正しければ、卑しい者も上品に見えるたとえ。


兄鷹(しょう)
オスのタカ。

弟鷹(だい)
メスのタカ。



赤茄子
トマトの異名。
夏の季語。


秋茄子は嫁に食わすな
秋なすびは嫁に食べさせるな。
姑の嫁いびりと結びつけるもの、種子がないので、子供に恵まれなくなるからというもの食べると体が冷えてよくないというもの、など種々の解釈がなされている。


瓜の蔓に茄子はならぬ
平凡な親からは非凡な子は生まれないことのたとえ。


珊瑚樹茄子(さんごじゅなす)
トマトの異名。





良い初夢が見れますように!

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2007年12月31日 (月)

「番外編 29」 晦

今日は大晦日なので「」のつく言葉を調べてみました。
数が少なかったですね。

」は準1級の配当漢字で、
訓読み「カイ」
音読み「みそか、つごもり、くら(い)、くら(ます)」です。


大晦(おおつごもり)
一年の最後の日。おおみそか。


晦朔(かいさく)
みそかとついたち。
また、一か月。


朝菌(ちょうきん)の晦朔をしらず
「荘子(逍遥遊)」にある言葉。
「晦朔」は月の晦日・朔日の意で、限られた境遇にあるものは、広い世界があることを知らない。短命のたとえ。


晦渋(かいじゅう)
言葉や文章がむずかしくて、意味や論旨がわかりにくい・こと(さま)。難解。
「徒(いちずら)に晦渋な文章を書く」


晦蔵(かいぞう)
自分の才能や知識などを、目立たぬようにかくすこと。
物資・資源などが、埋もれていること。

「潜伏、晦蔵して未だ世の知る所とならざる富源に至りては/真善美日本人(雪嶺)」

晦冥(かいめい)
くらいこと。くらやみになること。まっくらやみ。


小晦日(こつごもり)
大晦日の前日。

(月隠り/つきごもり)
「つきこもり」とも。月が隠れる意から、月の末日、みそか、つごもり。

晦方(つごもりがた)
つごもりに近い日。みそか頃。


晦蕎麦(つもごりそば)
みそかそば。


韜晦(とうかい)
自分の才能・地位・身分・行為などをつつみかくすこと。人の目をくらますこと。

「互に深く韜晦して、彼豪族らに油断をなさしめ/慨世士伝(逍遥)」

韜光晦迹(とうこうかいせき)
http://kumi-kanjijyukugo.cocolog-nifty.com/jyukugo/2007/02/post_2bc8.html

晦日節(みそかぜち)
正月晦日のこと。
松の内に年始回りに行けなかった家を、この日訪問する。
みそか宵、みそか正月。


晦日払い(三十日払い/みそかばらい)
金銭の支払いをその月の末日にすること。みそか勘定。

女郎に誠(まこと)があれば晦日に月が出る
陰暦の30日には月が出ないことから、女郎の言葉にはうそが多いということのたとえ。

晦日に月が出る
ありえないことのたとえ。

目を晦(くら)ます
他人にわからないようにする。他人の目をだます。

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2007年10月19日 (金)

「番外編 28」 夕

久しぶりの番外編です。

夕焼けの綺麗な季節になりましたので、今回は「
」のつく言葉です。
以前に、「朝」「夜」は出ましたが、「夕」はまだでした。


夕焼け
太陽が沈む頃、西の空が赤く見えること。
日中よりも太陽光線が大気中を通過する距離が長く、青色光は散乱され、波長の長い赤色光だけが地上に到達するために起こる。
夏の季語。


朝観音に夕薬師(あさかんのんにゆうやくし)
江戸時代、観音の縁日の一八日には朝、薬師の縁日の八日には夕方参詣する風習。

朝題目に夕念仏(ふさだいもくにゆうねんぶつ)
朝に法華懺法を行い、夕べに阿弥陀経を誦すること。
転じて、定見のないことのたとえ。

朝焼けは雨、夕焼けは晴れ
朝焼けの時はその日は雨が降り、夕焼けの時は翌日は晴れる、という俗諺(ぞくげん)。

一朝一夕

ひと朝とひと晩。わずかな時日のたとえ。
「一朝一夕には完成しない」

暁夕(ぎょうせき
朝と夕方、朝晩、朝夕。

月夕(げっせき)

月の明るい夜。
特に、陰暦8月15日の夜。

三夕の和歌(さんせきのわか)
新古今和歌集の中の、「秋の夕暮」という結びの優れた三首の和歌。
定家の
「見渡せば花も紅葉もなかりけり浦のとまやの秋の夕暮」
寂蓮の
「さびしさはその色としもなかりけり槙立つ山の秋の夕暮」
西行の
「心なき身にもあはれは知られけり鴫立つ沢の秋の夕暮」
の三首。
三夕。

七夕
五節句の一。
7月7日に行う牽牛星と織女星を祭る行事。
庭に竹を立て、五色の短冊に歌や字を書いて枝葉に飾り、裁縫や字の上達などを祈る。
奈良時代に中国から乞巧奠(きっこうでん)の習俗が伝来し、古来の「たなばたつめ」の伝説と結びついて宮中で行われたのに始まる。
近世には民間にも普及。
また、盆の習俗との関連も深い。
七夕祭り、星祭、しちせき。
秋の季語。

生夕暮れ
そろそろ夕暮れになる頃。たそがれ。

法論味噌売りの夕立ち(ほろみそうりのゆうだち)
夕立にあって売り物の法論味噌がすっかりだめになるように、物を損なうのを恐れるたとえ。

夕化粧
オシロイバナの異名。

夕さり(ゆうさり)
夕方になること。夕方。暮れがた。

夕星(ゆうずつ)
夕方、西の空にきわだって見える星、すなわち金星のこと。
宵の星、ゆうつず。


夕虹百日の旱(ゆうにじひゃくにちのひでり)
夕虹は晴天の続く前兆である。

夕紅葉
夕日に映える紅葉。
秋の季語。

夕陰草(ゆうかげぐさ)

夕方の薄明かりの中にある草。
朝顔・むくげなどの異名とする説もある。

夕轟き(ゆうとどろき)
恋情などで、夕方になると胸がときめくこと。


「番外編 10 夜」
http://kumi-kanjijyukugo.cocolog-nifty.com/jyukugo/2006/09/post_7080.html

「番外編 11 朝」
http://kumi-kanjijyukugo.cocolog-nifty.com/jyukugo/2006/09/post_8a53.html

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2007年3月28日 (水)

「番外編 27」桜 -その2-

昨日に引き続き「」です。


白桜(しろざくら)
シラカバの異名。
ミヤマザクラの異名。

種蒔き桜(たねまざくら)
東北地方で、コブシの異名。


桜月(さくらづき)
陰暦三月の異称。

秋桜
コスモスの異名。
秋の季語。

小米桜(こごめざくら)
ユキヤナギの異名。
春の季語。

徒桜(あだざくら)
はかなく散ってしまう桜の花。

桜雲(おおうん)
桜の花がたくさん咲いて雲のようにみえること。
花の雲。

桜唇(おうしん)
美女の小さく美しい唇を桜にたとえた語。
張憲「太真明皇譜笛図」より。

桜魚(さくらうお)
桜の咲く頃にとれる小さいアユ。

桜粥(さくらがゆ)
あずきがゆの異名。

桜人(さくらびと)
桜の花を見る人。花見をして歩く人。
春の季語。

《夜桃林を出てあかつき嵯峨の桜人/蕪村》

四手桜(しでざくら)
ザイフリボクの別名。

芝桜(しばざくら)
ハナツメクサの別名。
春の季語。


左近の桜(さこんのさくら)
紫宸殿(ししんでん)の階段の下、東方に植えられている桜。
左近衛府の武官がこの桜から南に列したことからいう。
南殿(なでん)の桜。御階(みはし)の桜

世の中は三日見ぬ間に桜かな
世の中の移り変わりの激しいことを、桜の花の散りやすいのにたとえる。
〔大島蓼太の句〕

福岡県内の桜の銘木
浅井の一本桜(福岡県久留米市)

http://homepage1.nifty.com/merysally/midokoro_7.htm

上野の虎尾桜(福岡県田川郡福知山町(合併により町名変更))
http://homepage1.nifty.com/merysally/midokoro_8.htm

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2007年3月27日 (火)

「番外編 26」桜 -その1-

もうそろそろ桜も満開になりそうですか?
うちの近くにある、桜の木はまだ咲き始めたばかりです。

」といっても色々あるようです。
今日は、桜の品種などについて。

里桜(さとざくら)
ヤマザクラ系を主とした桜の栽培品種の総称。
花は大きく、一重または八重咲きで、オオシマザクラの影響が著しい。
ヤエザクラ・ボタンザクラといわれるものの大部分が含まれる。
牡丹桜。

浅葱桜(あさぎざくら)
サトザクラの一品種。
黄色みを帯びた緑色の花をつけるもの。

有明桜(ありあけざくら)
サトザクラの一品種。

雲珠桜(うずざくら)
鞍馬山に咲く桜の総称。
サトザクラの一種。しべが長く、花は一重弁。

姥桜(うばざくら)
葉の出るよりも先に花の咲く種類のサクラの俗称。
ヒガンザクラ・ウバヒガンなど。
〔「葉(歯)なし」の意からという〕

江戸桜(えどざくら)
ソメイヨシノの別名。

大島桜(おおしまざくら)
ソメイヨシノ・サトザクラなどの母種。
葉は桜餅を包むのに用いる。
薪(たきぎ)桜。

大山桜(おおやまざくら)
ヤマザクラの変種。
札幌市円山公園はオオヤマザクラの名所として知られる。

樺桜(かばざくら、かにはざくら)
エドヒガンの一園芸品種。花は白色単弁。
カンバ類と似た樹皮をもつヤマザクラ・チョウジザクラなどの俗称。

寒桜(かんざくら)
晩冬から早春に咲く桜。
オオシマザクラとヒカンザクラの自然交配種といわれ、淡紅白色の花を開く。
冬桜。
冬の季語。

黄桜(きざくら)
サトザクラの園芸品種。
花は淡黄緑色の八重咲きで新緑と同時に開花。

熊谷桜(くまがいざくら)
コヒガンザクラの八重咲き品種で、全体に小さく、花は淡紅色でかわいらしい。

御所桜(ごしょざくら)
サトザクラの一種。花は大形で八重咲き。

四季桜(しさざくら)
ヒガンザクラの園芸品種。
低木で葉も小さい。
花は淡紅または白色で、多少八重咲きになり、10月頃から咲き始め、4月に盛りとなる。十月桜。

枝垂桜(しだれざくら)
エドヒガンの一変種で、枝のたれ下がるもの。
花は普通、淡紅白色五弁。糸桜。
春の季語。

墨染桜(すみそめざくら)
桜の一種。
花は小さく単弁で白いが、茎・葉とも青く、薄墨色のように見える。

匂桜(においざくら)
サトザクラの一種。
花は八重咲きで白く、香気がある。

彼岸桜(ひがんざくら)
春の彼岸の頃、他のサクラより早く開花。
エドヒガンに近縁。
コヒガンザクラ。
春の季語。

緋桜(ひざくら)
台湾や中国南部に自生。
1~3月、緋紅色の五弁花をつける。
花弁は平開しない。
緋寒桜。薩摩緋桜。

富士桜(ふじざくら)
富士山に多いのでフジザクラという。
葉の出る前に開花。
花はやや小さく下向きにつき、白色まれに淡紅色。
豆桜。

八重桜
ヤマザクラなど日本の山野に自生するサクラ類の栽培園芸品種で、花が八重咲きのもの。
ボタンザクラ。
春の季語。

《奈良七重七堂伽藍八重桜/芭蕉》

楊貴妃桜(ようきひざくら)
サトザクラの一品種。
花は大きく淡紅色で、八重咲き。楊貴妃。

吉野桜(よしのざくら)
吉野山に咲くヤマザクラ。
ソメイヨシノの別名。



あしたは 「その2」を・

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2007年2月25日 (日)

「番外編 25」春 -その2-

「春」のその2です。

春帆(しゅんぱん)
春ののどかな海に浮かんだ船の帆。

春分点(しゅんぶんてん)
天球上、黄道と赤道とが交わる二点のうち、太陽が南から北へ通過する点。
黄道上の黄経〇度の点。
天球の黄道座標および赤道座標の原点として重視されている。

春容(しゅんよう)
春の景色。はるげしき。

春陽(しゅんよう)
春の日光。春の時節。

春霖(しゅんりん)
春のながあめ。
春の季語

惜春(せきしゅん)
過ぎ行く春を惜しむこと。
春の季語

浅春(せんしゅん)
春になったばかりの頃。早春。

竹の春(たけのはる)
陰暦8月の異名。このころ竹の葉が青々と茂る。
秋の季語。

探春(たんしゅん)
春の趣をたずねて郊外に出掛けて遊ぶこと。

長春(ちょうしゅん)
永久に春であること。四季を通じて花があること。

殿春(でんしゅん)
陰暦3月の異名。

初春月(はつはるづき)
陰暦正月の異名。

春茜(はるあかね)
春の夕暮れどきのあかね色の空。

春三番(はるさんばん)
桜の散る頃に吹く、強い南風。

春隣(はるどなり)
「はるとなり」とも。
春がもうすぐそこまで来ていること。
冬の季語。

《車窓より瀬戸の島山春隣/星野立子》

春の水(はるのみず)
水かさが豊かになった春の川や湖沼の水。
春の季語。

春待ち月(はるまちづき)
陰暦12月の異名。

暮春(ぼしゅん)
春の終わり頃。晩春。暮れの春。春の季語。
陰暦3月の異名。

我が世の春(わがよのはる)
自分の思いのままになる、最も得意な時期。絶頂の時期。
「我が世の春を謳歌する」
「この世をばわが世とぞ思ふ 望月の欠けたることもなしと思へば/藤原道長」

四字熟語
春風駘蕩(しゅんぷうたいとう)
http://kumi-kanjijyukugo.cocolog-nifty.com/jyukugo/2007/01/post_830f.html

ことわざ
春眠暁を覚えず
孟浩然の詩「春暁」に「春眠不レ覚レ暁処々聞二啼鳥一」とあるのによる。
春の夜は短い上に寝心地よく、暁になってもなかなか目がさめない。

春蘭(しゅんらん)秋菊(しゅうぎく)倶(とも)に廃すべからず
旧唐書(裴子余伝)。
物にはそれぞれ特色があって、棄てがたいことのたとえ。

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2007年2月22日 (木)

「番外編 24」春 -その1-


今回の番外編は「春」です。

明けの春(あけのはる)
年の初め。
新年の季語。

《あばら家や其身その儘明けの春/一茶》

季春(きしゅん)
春の末。暮春。
陰暦3月の異名。

九春(きゅうしゅん)
九旬の春の意。
春の90日間。
春の季語。

暮れの春(くれのはる)
春の終わり頃。
暮春。
春の季語

迎春花(げしゅんか)
黄梅(おうばい)の漢名。
春の季語。

小春(こはる)
陰暦10月の異名。
暖かな春のような日和(ひより)が続くのでいう。
小(こ)六月。
秋の季語。

三春(さんしゅん)
初春・仲春・晩春(孟春・仲春・季春)の総称。春の3か月。
陰暦1月・2月・3月。
春の季語。
春を三度過ごすこと。三年にわたること。

残春(ざんしゅん)
春の末。晩春。

「残春の風情を楽しむ」

春陰(しゅんいん)
春の曇りがちな天候。

春鶯(しゅんおう)
春にさえずるウグイス。しゅんのう。

春寒(しゅんかん)
春になってからぶり返した寒さ。
余寒。はるさむ。

春郊(しゅんこう)
春の郊外。春の野辺。
春の季語。

春霰(しゅんさん)
春に降る霰(あられ)。春の霰。

春愁(しゅんしゅう)
春の日にふと感じる物悲しさ。春に感じる哀愁。
春の季語。

春宵(しゅんしょう)
春の宵。[季]春。
「春宵一刻(いつこく)値(あたい)千金 」
蘇軾「春夜詩」より春の夜は、なんともいわれぬ趣があり、
一刻が千金に値するような心地がすること。

春信(しゅんしん)
春のおとずれ。春のきざし。
花が咲いたという春の便り。花信。

春塵(しゅんじん)
春風に舞い上がる砂塵。春のほこり。
春の季語。

《春塵の鏡はうつす人もなく/山口青邨》

春水(しゅんすい)
春になって、氷や雪がとけて流れる豊かな水。
春の水。
春の季語。

春鳥(しゅんちょう)
ウグイスの異名。

春潮(しゅんちょう)
ゆったりとした春の潮。
春の季語。

春泥(しゅんでい)
春の、雪どけ・霜どけなどによるぬかるみ。
春の季語。

《春泥に押しあひながら来る娘/高野素十》

残りは次回に。


暖かい日が続いて春の陽気ですね。寒の戻りがあるかもしれませんが、桜も早く咲きそうですね。

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2007年1月26日 (金)

【番外編 23】 氷

12月に薄氷が張っているのを見ましたが、1月に入ってからは見かけないような気がします。
やはり暖冬なのでしょうか。

数は少ないですが、今日の番外編は「
」です。

石の氷柱(いしのつらら)
鍾乳石の古名。石の乳(ち)。

薄ら氷(うすらひ/うすらい)
「うすらび」とも。
薄く張った氷。うすらい。うすごおり。
春の季語。

《薄ら氷の草を離るゝ汀かな/虚子》

雨氷(うひょう)
摂氏0度以下に冷却された雨滴が地物に触れた瞬間に凍結して、均質透明の氷の皮膜となったもの。
冬の季語。

金氷かなこおり)
非常に冷たいこと。また、冷たくて氷のような感じがするもの。

「足が金氷のようになる」

釘氷(くぎこおり)
手足が冷えて釘や氷のように冷たくなるたとえ。

懸氷(けんぴょう)
つらら。氷柱。

氷雲(こおりぐも)
氷晶からできている雲。巻雲など。
氷晶雲。

氷の朔日(こおりのついたち)
陰暦の6月1日。
古く宮中で、氷室から献上された氷を群臣に賜った日。
この氷を「
賜氷(しひょう)」という。
現在も、この日に氷餅やあられ・いり豆などを食べる地方がある。

垂氷(たるひ)
雨・雪などの水が、軒・岩角などから、したたりながら凍って垂れ下がったもの。つらら。
冬の季語。

氷の様の奏(ひのためしのそう)
元日の節会に、氷室にたくわえておいた去年の氷の厚さや形状を、宮内省から禁中に奏聞する儀式。
氷が厚ければ豊年、薄ければ凶年の兆しとした。

氷室の節句(ひむろのせっく)
江戸時代、夏の盛りである旧暦の6月1日に、前年から貯蔵しておいた雪で折餅(へぎもち)を作り賞味する行事。

」の付く諺など

夏日(かじつ)に氷を求む
得がたいことのたとえ。

堅き氷は霜を履(ふ)むより至る/霜を履んで堅氷(けんぴょう)至(いた)る
「易経(坤卦)」による。
秋になって霜を踏むようになればやがて堅い氷の張る冬が来るの意から、物事の兆候が現れれば、大事が間もなくやってくるということ。

渙然(かんぜん)氷釈(ひょうしゃく)する
杜預「春秋左氏伝序」による。
氷が解けるように疑問や迷いが解けてなくなる。

日向に氷
だんだん減っていくことをたとえていう語。

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2007年1月20日 (土)

【番外編 22】 寒 その2

今日は、5級の熟語を2個の日ですが、大寒ですので、
「番外編 22」寒 その2、に変更しました。

大寒(だいかん)
二十四節気の一。太陽の黄経が300度に達した時をいい、現行の太陽暦で1月20日頃に当たる。
一年で最も寒い季節。12月中気。冬の季語。

小寒の氷(こおり)大寒(だいかん)に解(と)く
寒さの最も厳しいはずの大寒が、小寒よりも暖かなことにいう。物事が必ずしも順序どおりにゆかないことのたとえ。

寒林(かんりん)
冬枯れの林。葉を落として寒々とした林。冬の季語。

寒露(かんろ)
二十四節気の一。太陽の黄経が195度に達した時をいい、現行の太陽暦では10月8日頃。
露が冷たく感じられる時季。九月節気。


祁寒(きかん)
「祁」は大いに、盛んにの意、きびしい寒さ。酷寒。

苦寒(くかん)
陰暦12月の異名。

迎寒(げいかん)
寒冷の季節を迎えること。
迎寒の候
陰暦8月の異称。

向寒(こうかん)
寒(かん)の時期に向かうこと。日増しに寒くなること。
手紙文で、時候の挨拶に用いる。
向寒の候

漫ろ寒(そぞろさむ)
なんとなく寒さを覚えること。気持ちの上で感じる晩秋の寒さ。
秋の季語。

《雲二つに割れて又集る漫ろ寒/原石鼎》

露寒(つゆさむ)
露のおり始める頃の、晩秋のはだ寒さ。秋の季語

肌寒(はだざむ)
秋が深まって肌寒く感じること。秋冷え。秋の季語。

《肌寒も残る寒さも身一つ/虚子》

春寒(はるさむ)
立春を過ぎてからの寒さ。しゅんかん。
春の季語。

《春寒のよりそひ行けば人目ある/虚子》

稍寒(ややさむ)
秋になって、少し寒さを感じること。秋寒。肌寒。うそ寒。そぞろ寒。
秋の季語。
《稍寒や日のあるうちに帰るべし/虚子》

余寒(よかん)
立春後の寒さ。寒(かん)が明けてまだ残る寒さ。残寒。
春の季語。

《鎌倉を驚かしたる余寒あり/虚子》

夜寒(よさむ)
夜の寒さ。特に、秋の終わり頃、夜になって寒さを強く感じること。
秋の季語。

《あはれ子の夜寒の床の引けば寄る/中村汀女》

寒煙迷離(かんえんめいり)
訪れる人もない古跡などに煙やもやがたちさまよって、心さびしく感ぜられること。

枯木寒巌(こぼくかんがん)
枯れ木とつめたい岩。冷淡で取っつきにくい態度のたとえ。

八寒地獄(はちかんじごく/はっかんじごく)
仏教用語。
寒さに苦しめられる八種の地獄。
部陀(あぶだ)・尼剌部陀(にらぶだ)・陀(あせちだ)・婆(かかば)・虎虎婆(ここば)・鉢羅(うはら)・鉢特摩(はどま)・摩訶鉢特摩(まかはどま)の称。
氷の地獄。

物言えば唇(くちびる)寒し秋の風 /芭蕉
人の短所を言ったあとは寒々とした気持ちに襲われる、の意、
転じて、うっかりものを言うと、それが原因となって災いを招く。
口は災いのもと。




次回の番外編は「氷」の予定です。

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2007年1月 6日 (土)

【番外編 21】 寒 その1

今日は小寒ですので「寒」の付く言葉です。

小寒
二十四節気の一。太陽の黄経が、285度に達した時。
現行の太陽暦で1月6日ごろ。寒の入り。
冬の季語。

秋寒(あきさむ)
秋が来たことを思わせる寒さ。

秋の季語。

秋小寒(あきこさむ)
秋も終わりに近づいた頃の寒さ。

一寒(いっかん)
「一」はひとえの意。着物が薄くて寒そうなこと。
貧乏で生活の苦しいこと。赤貧
一度の冬。ひと冬。

うそ寒(うそさむ)
秋になってうすら寒く感ずる冷気。やや寒。そぞろ寒。
秋の季語。

《うそ寒をかこち合ひつゝ話しゆく/虚子》

寒靄(かんあい)
寒中のもや。

寒雲(かんうん)
寒々とした雲。また、冬の雲。
冬の季語。

寒花(かんか)
雪を冬の花に見立てていう語。

寒暁(かんぎょう)
冬の寒い明けがた。

寒九(かんく)
寒に入って九日目。

寒九の雨
寒九に降る雨。豊作の兆(きざし)として喜ばれる。

寒九の水
寒九に汲む水。服薬に用いると特効があるとされる。

寒檠(かんけい)
「檠」は燭台、さむざむとした冬の灯火。寒灯。

「寒檠の下に古人手沢の日誌を写す/日乗(荷風)」

寒月(かんげつ)
冬の夜空に皎皎(こうこう)とさえて見える月。寒い夜の月。
冬の季語。

寒暄(かんけん)
「暄」は暖かいの意、「寒暖」に同じ。
「寒暄を叙す」
時候の挨拶をする。寒暄を述ぶ。

寒垢離(かんごり)
寒中、冷水を浴びながら神仏に祈願すること。
また、修験者などが寒中に白装束で町を回り、家々に用意された桶の水を浴びて歩く行やその行者をいう。寒行。
冬の季語。

「寒垢離をとる」

寒心(かんしん/かんじん)
恐ろしいことに遭い、ぞっとすること。

寒天(かんてん)
さむざむとした冬の空。冬の季語。

「寒天の月」

寒灯(かんとう)
寒そうな冬の灯火。冬灯(ふゆともし)。
冬の季語。

寒凪(かんなぎ)
寒中の、風がなく波がおだやかな日和(ひより)。冬凪。
冬の季語。

寒餅(かんもち)
寒中につく餅。寒の餅。
冬の季語。




長くなりそうなので、このつづき「寒 その2」は大寒の頃に。

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2006年12月10日 (日)

【番外編 20】空

久しぶりの番外編です。
11月から、雨の日が多いです。
晴れた空が見たいな~、という事で今日の番外編は
「空」の付く言葉です。

空木(うつぎ)
中が空洞になった木。うつろ木。

「朽ちたる花の空木より、白髪の老人現はれて/謡曲・西行桜」

空草(うつおぐさ)
ネギの異名。
「紅葉せで秋も萌黄の空草/七十一番職人歌合」
中が空洞だからでしょうか?

空柱(うつおばしら)
雨樋(あまどい)として使う中空の柱。箱樋。うつほばしら。

「空柱よりうち、鈴の綱のへんに/平家 1」

空舟(うつおぶね)
一本の木をくりぬいて作った中空のふね。神仏の使いや異界のものが乗り漂着するという伝説が多い。のちには丸木舟のこととされた。うつほぶね。うつろぶね。

「空舟にいれてながされけるとぞきこえし/平家 4」

大空者(おおそらもの)
頼みにならない者。浮気者。

空馬(からうま)
人や荷物を乗せていない馬。
「空馬に怪我なし 」
無一物の者は、損のしようがない。

空子(からこ)
暖めても孵化(ふか)しない鶏卵。

空辞儀(からじき)
心のこもらない形式的なお辞儀。

「世間並の空辞儀をしたのは~/青年(鴎外)」

空蝶(からちょう)
アゲハチョウの異名。

空空(くうくう)
空と考えることもまた空であること(仏教用語)。
何もないさま。空しいさま。

「志を立つる能はず、空空として経過せり/欺かざるの記(独歩)」

空翠(くうすい)
空にそびえ立つ木の緑。
深山の木立の間にたちこめるみずみずしい山気のしたたり。

空の海(そらのうみ)
青空を海にたとえた語。

「空の海に雲の波立月の舟星のはやしにこぎかくる見ゆ/拾遺(雑上)」

空の鏡(そらのかがみ)
澄んだ月。特に、秋の名月。

空箸(そらばし)
食事の時、箸をつけながら取り上げずに箸を引いてしまう箸づかい。無作法とされる。


行き合ひの空(ゆきあいのそら)
夏の末、秋の初め頃の空。

「夏衣かたへ涼しくなりぬなり夜やふけぬらむ行き合ひの空/新古今(夏)」

」の付く四字熟語
空即是色(くうそくぜしき)
「般若(はんにや)心経」の語。宇宙の万物の真の姿は空であって、実体ではない。しかし、空とは、一方的にすべてを否定する虚無ではなく、知覚しているこの世の現象の姿こそが空である、ということ。

色即是空(しきそくぜくう)
〔般若心経〕この世にあるすべてのもの(色)は、因と縁によって存在しているだけで、固有の本質をもっていない(空)という、仏教の基本的な教義。

一雨ごとに寒くなり、我が家の犬たちも嫌いな冬の到来です。
うがいや手洗いなど風邪の予防を心がけましょう。

次回の番外編は「氷」の予定ですが、数が少ないので、思案中です。

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2006年11月14日 (火)

【番外編 19】竜

今日の番外編は、
自然の驚異「竜巻」から「
」の付く言葉にしました。

竜巻
大気の下層に起こる激しい渦巻。
積乱雲などの雲底から垂れ下がり直径十数メートルから数百メートルの漏斗(ろうと)状・柱状。その中心付近では風速は時に毎秒100メートルを超し、進路にあたる地上の物をまき上げ、また破壊する。
台風に先立ち、また寒冷前線に伴われて局地的に
来襲することが多い。

悪竜
人に危害を与える獰猛(どうもう)な竜。あくりょう。
翼をもち火を吐く、西洋の伝説上の竜。ドラゴン

雨竜(あまりょう)
雨をつかさどると考えられていた、中国の想像上の竜に似た動物。体は黄緑色、尾は赤く細い。角はない。
また、それを図案化した紋所。
りょう」は漢音。

烏龍茶
ウーロンは「烏竜」の中国音。
仕上がりの茶の形が竜の爪のように曲がっているところから。

臥竜(がりょう)
かくれて世に知られないでいる大人物。在野の傑物。
蜀書(諸葛亮伝)より

伏竜(ふくりょう)
水中深く隠れていて、昇天の機をうかがっている竜。
転じて、世間に知られていない俊傑・大人物。

亢竜(こうりょう)
天高く昇りつめた竜。
「亢竜悔いあり 」
易経(乾卦)より、栄華をきわめすぎた者は必ず衰えることがあるということ。

蛟竜(こうりょう)
まだ竜にならない、蛟(みずち)。水中にひそみ、雲や雨にあって天上にのぼって竜になるとされる。
時運に恵まれず、志を得ない英雄や豪傑。
「蛟竜雲雨(うんう)を得(う) 」
呉書(周瑜伝)より、英雄豪傑が時運を得てその才能を大いに発揮する。

青竜(せいりょう)
四方をつかさどる天の四神の一。東方の守護神であり瑞兆(ずいちよう)とされる。蒼竜。
四神
東の青竜(せいりょう)、西の白虎(びゃつこ)、南の朱雀(すざく)、北の玄武(げんぶ)の称

潜竜(せんりょう)
まだ天子の位についていない天子たるべき人。
また、まだ世に知られていない英雄・豪傑。せんりゅう

竜田姫/立田姫(たつたひめ)
秋をつかさどる女神。竜田山の神格化。
竜田山は奈良の京の西に当たり、五行説で西は秋の方角にあてるところからいった

蟄竜(ちつりょう)
蟄伏(ちつぷく)している竜。
時期を得ないでひそんでいる英雄のたとえにいう。

白竜(はくりょう)
天帝の使者という。

八竜日(はちりゅうにち)
陰陽道(おんようどう)で、春の甲子(きのえね)と乙亥(きのとい)の日。何事にも凶とする。八竜。

飛竜
聖人。英雄。

「飛竜雲に乗る 」
韓非子(難勢)より、英雄がその才能をふるう時を得るたとえ。
「飛竜天に在(あ)り 」
易経(乾卦)より、聖人が天子の位にあり人民がその恩沢を受けるたとえ。

竜座
八月初旬の宵に南中する北天の星座。面積はきわめて広い。
ギリシャ神話では、ヘスペリス(黄昏(たそがれ)の娘)たちの園で黄金のリンゴの木を守っていた竜に見たてる。
黄道の極はこの星座にある。

竜驤(りゅうじょう)
「驤」はおどりあがる意から、竜がおどりあがって天にのぼること。勢いが盛んであることのたとえ。

竜女(りゅうにょ)
竜王の娘。竜宮にいるという仙女。

「竜女が成仏」
法華経(提婆品)より、娑竭羅(しゃから)竜王の娘が、わずか八歳で諸法実相の理を悟り仏果を得たこと。

竜鳳(りょうほう)
竜と鳳凰(ほうおう)。すぐれた人物の象徴。りゅうほう。

」のつく四字熟語
白竜魚服

http://kumi-kanjijyukugo.cocolog-nifty.com/jyukugo/2006/11/post_a132.html

画竜点睛
http://kumi-kanjijyukugo.cocolog-nifty.com/jyukugo/2006/08/post_73e1.html

攀竜附鳳
http://kumi-kanjijyukugo.cocolog-nifty.com/jyukugo/2006/11/post_15d9.html

竜驤虎視
http://kumi-kanjijyukugo.cocolog-nifty.com/jyukugo/2006/11/post_3ab6.html

竜攘虎搏
http://kumi-kanjijyukugo.cocolog-nifty.com/jyukugo/2006/11/post_4c93.html

先日、北海道で竜巻が発生し、甚大な被害が出ましたね。
お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りいたします。

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2006年11月 7日 (火)

【番外編 18】冬

今日は立冬ですので、「」のつく言葉を拾ってみました。

立冬
二十四節気の一。
太陽の黄経が225度に達する時をいい、太陽暦で11月8日ごろ。
十月節気。「冬立つ」ともいう。
冬の季語。

「風ひびき立冬の不二痩て立つ/水原秋桜子」

冬至
二十四節気の一。太陽の黄経が270度に達した時をいい、現行の太陽暦で12月22日頃。
北半球では太陽の南中高度が最も低く、昼間が最も短い。

11月中気。南至。

客冬(かくとう)
去年の冬。昨冬。

九冬(きゅうとう)
九旬の冬の意。
冬の九〇日間。玄冬。
冬の季語。

旧冬(きゅうとう)
昨年の冬。昨冬。
新年になってから前年末の冬をさしていう。

窮冬(きゅうとう)
年のおしつまった冬。
陰暦12月。

今朝の冬(けさのふゆ)
俳句で、立冬の日の朝。
引き締まった寒さの感慨をいう語。
冬の季語。

玄冬(げんとう)
冬の異名。

三冬(さんとう)
初冬・仲冬・晩冬(孟冬・仲冬・季冬)の総称。
冬の三か月。陰暦10月・11月・12月。
冬の季語。

「潜竜は三冬に蟄して、一陽来復の天を待つ/太平記 4」

冬薔薇(ふゆそうび)
冬に咲くバラ。ふゆばら。
冬の季語。

「冬薔薇かたくなに濃き黄色かな/長谷川かな女」

冬隣(ふゆどなり)
冬がすぐそこまで来たことを感じさせるような晩秋のたたずまい。
秋の季語。

冬北斗(ふゆほくと)
冬の夜の北斗七星。

孟冬(もうとう)
〔「孟」ははじめの意〕

(1)冬のはじめ。初冬。
(2)陰暦10月の異名。

夏鑪(炉)冬扇(かろとうせん)
http://kumi-kanjijyukugo.cocolog-nifty.com/jyukugo/2006/10/post_ae7f.html


次回の番外編は何にしようかな・・・

日増しに寒くなってきました。
風などひかずに、頑張りましょう。

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2006年10月29日 (日)

【番外編 17】雪

北海道からは初雪の便りが届きましたね。
今日の番外編は「
」です。

赤雪
紅色に色のついた雪。
日本では春先に中国大陸で起こった黄砂が混じって降る場合に見られることがある。
また、高山や極地の雪中でクラミドモナスなど微小生物が繁殖して紅色を呈する現象。
べにゆき。

泡雪/沫雪(あわゆき)
泡のようにとけやすい雪。

淡雪(あわゆき)
うっすらと積もった、やわらかで消えやすい春の雪。
春の季語。

薄雪(うすゆき)
薄く降り積もった雪。

回雪(かいせつ)
雪が風に舞うこと。

笠の雪
笠の上に降り積もった雪。重いもののたとえにもいう。

粉雪
粉のようにさらさらとして細かい雪。
冬の季語。

粗目雪(ざらめゆき)
ざらめ糖状の積雪。
春の日に解け、日没後再び凍り、それを繰り返すうちに互いに連結して大きい粒子となったもの。

垂り雪(しずりゆき)
屋根や木の枝などから落ちる雪。また、落ちた雪。しずれ雪。しずれ。
冬の季語。

締り雪(しまりゆき)
小さな氷の粒が網目状につながったような状態の積雪。積雪が自身の重さで圧縮され密度が高くなったもの。

瑞雪(ずいせつ)
めでたいしるしとされる雪。

雪花(せっか)
雪を花に見たてていう語。

雪月花
雪と月と花。四季における美しい風物。

頽雪(たいせつ)
なだれ。

太平雪(たびらゆき)
大きな雪片の春の淡雪。だんびら雪。

斑雪(はだれゆき)
うっすらと降った雪。また、まだらに消え残った雪。はだら雪。はだれ。春の季語。

花弁雪(はなびらゆき)
雪片が花びらのように大きな雪。

衾雪(ふすまゆき)
一面に白く降り積もった雪。

暮雪(ぼせつ)
夕暮れに降る雪。また、夕暮れの雪景色。

牡丹雪
ボタンの花びらのように大きな雪片となって降る雪。多数の雪の結晶が付着しあったもの。ぼたゆき。[季]冬。

餅雪(もちゆき)
餅のようにふわふわした雪。綿雪。

雪の声
樹木や竹などに積もった雪が落ちる音。

臘雪(ろうせつ)
陰暦12月に降る雪。

綿雪
綿をちぎったような大きな雪片の雪。牡丹(ぼたん)雪。冬の季語。


日毎に寒くなってきますね。
次回は、「冬」をと思いましたが・・・
どうしましょうか・・・考え中です。

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2006年10月22日 (日)

「番外編 16」霜

明日は「霜降」ですので、今日の番外編は「」の付く言葉です。

霜降
二十四節気の一。
太陽の黄経が210度に達した時をいい、現行の太陽暦で10月23、24日頃にあたる。
朝夕の気温が下がり、霜の降り始める頃。
九月中気。

朝の霜(あしたのしも)
朝おりた霜。はかなく消えやすいもののたとえにいう。

「君にけさ朝の霜の置きていなば/古今(仮名序)」

御霜月(おしもつき)
真宗で、11月22日から、親鸞の祥月命日である28日までをいう。
その間七昼夜報恩(ほうおん)講が行われる。

頭の霜(かしらのしも)
白髪を霜にたとえた語。頭の雪。

「頭の霜の置けるをも打払ひつつ/栄花(岩蔭)」

凝霜(ぎそう)
雨滴が氷点下の地物について氷となり、植物や岩石をおおったもの。
雨氷(うひよう)。

霜穴(しもあなけ)
寒冷な空気がたまりやすく、霜の降りやすいくぼ地。

霜枯れ三月(しもがれみつき)
年の暮れの景気の悪い三か月。10月・11月・12月をいう。

霜月
陰暦11月の異名。冬の季語。

霜の声
霜の降りる寒い夜、物音がしんしんと響くようなさえわたった興趣。
冬の季語。

「みちのくの空たよりなや霜の声/白雄」

霜の蓬(しものよもぎ)
「霜蓬(そうほう)」を訓読みした語。
霜にあって枯れたよもぎ。白髪をたとえた語。

「老いらくの来るとみながら古りにけり霜の蓬に秋たくる身は/新撰六帖 6」

霜見草(しもみぐさ)
寒菊の異名。

樹霜(じゅそう)
霧氷の一種。
夜間、放射冷却した樹木などの表面に、空気中の水蒸気が昇華し、氷の結晶となって付着したもの。
枝状・扇状・コップ状などいろいろな形がある。
風上の方向に発達するのが特徴。

星霜(せいそう)
古くは「せいぞう」とも。
としつき。年月。歳月(さいげつ)。
「幾星霜」

霜気(そうき)
霜のきびしい冷気。

「霜気天に満ちたり/日乗(荷風)」

霜葉(そうよう)
霜が降りて紅や黄に変色した葉。紅葉。

名残の霜(なごりのしも)
八十八夜の頃に降りる霜。別れ霜。忘れ霜。

斑霜(はだれしも)
まだらに降りている霜。
「天雲のよそに雁が音(ね)聞きしより斑霜降り寒しこの夜は/万葉 2132」

初霜月(はつしもづき)
陰暦10月の異名。

秋霜烈日(しゅうそうれつじつ)
http://kumi-kanjijyukugo.cocolog-nifty.com/jyukugo/2006/08/post_f375.html

北海道からは、平野部でもそろそろ初雪の便りが届いてきそうです。
次回の番外編は「雪」にしようかな・・・・

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2006年10月15日 (日)

【番外編 15】芋

そろそろ、落ち葉を集めて焼き芋でもしたくなってきますね。
今日の番外編は、女性の好きなもの「芋」です。


植物の根や地下茎が養分を蓄えて肥大したもの。
食用となるサトイモ・ジャガイモ・ヤマノイモ・サツマイモなどをさす。
古くは「うも」と言っていた。
芋は秋の季語。

「焼き芋」になると冬の季語。

芋の煮えたも御存じない
世間の事情に疎いことをあざけっていう言葉。

芋をを洗うよう
狭い所で大勢の人がひしめき合っているさま。芋の子を洗うよう。

石芋
昔、行脚僧が芋を洗う老婆に芋を求めたとき、老婆は惜しんで与えず、かたくて食えない、と言ったところ、以後その地の芋は石のようにかたくなった、という伝説のある芋。

行脚僧は弘法大師との説。

芋助
田舎者などをばかにしていう語。
「芋助で一両の傘さしに来る/雑俳・玉の光」
無器用な人、また、無知な人をののしっていう語。

芋雛
里芋形の頭(かしら)で面長の雛人形。古い時代の雛として珍重される。

芋掘り坊主
無学で何のとりえもない僧をののしっていう語。芋掘り僧。芋掘り僧都。いもほり。

「斯く浅ましき芋掘り坊主/浄瑠璃・松風村雨」

海芋(かいう)
植物、カラーの別名。
夏の季語。

拳芋(こぶしいも)
ツクネイモの別名。

二度芋
一年に二度とれることから、ジャガイモの異名。

馬鹿芋、八升芋、百日芋
ジャガイモの異名。

蓑芋
サトイモの別名。

確かに蓑をまとっている様です。

女性で焼き芋を嫌いだという方は、少ないと思いますよね。

先日、うちの近所を石焼芋屋さんが回っていました。
日中はまだ暑いと感じる日もありますが、石焼イモの売り声に、秋の深まりを感じました。


「秋深さ 感じる夜の 芋売りの声/KUMI」・・・・じあまり

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2006年10月 8日 (日)

【番外編 14】露

今日は、二十四節気の一「寒露」ですので、番外編は「」にしました。

寒露
二十四節気の一。太陽の黄経が一九五度に達した時をいい、
現行の太陽暦では一〇月八日頃。露が冷たく感じられる時季。
九月節気。

朝の露(あしたのつゆ)
朝、草葉などにたまった露。人生の短く、はかないことにたとえていう。
あさつゆ。

「朝の露に異ならぬ世を/源氏(夕顔)」

草葉の露(くさばのつゆ)
草の葉の上にとどまった露。
はかないもののたとえ。

「わが思ふ人は草葉の露なれや/拾遺(恋二)」

言葉の露(ことばのつゆ)
言葉、特に和歌を露にたとえて、その美しさ、もろさをいう語。

「かきつめし言葉の露の数ごとに法の海にはけふやいるらん/玉葉(釈教)」

笹の露
笹の葉におく露。
酒を「ささ」ともいうことから、酒のこと。また、少量の酒。

袖の露/袂の露
袖にかかる涙。
「吹き結ぶ風は昔の秋ながらありしにも似ぬ袖の露かな/新古今(秋上)」
「ほに出でぬ物思ふらし篠すすき招く袂の露しげくして/源氏(宿木)」

露の命
露のように消えやすい命。はかない命。露命(ろめい)。露の身。

「ありさりて後も逢はむと思へこそ露の命も継ぎつつ渡れ/万葉 3933」

露の身
露のように消えやすい身。はかない身の上。露の命。

「いままでも消えでありつる露の身はおくべき宿のあればなりけり/後撰(恋五)」

露の世
露のようにはかないこの世。無常な世の中。

「露の世は露の世ながらさりながら/おらが春」

露分け衣(つゆわけころも)
露の置いている草原の中を歩いてぬれた衣。

「夏草の露分け衣着けなくに/万葉 1994」

白露(はくろ)
二十四節気の一。太陽の黄経が一六五度に達した時をいい、現行の太陽暦で九月七日頃。ようやく秋らしい気配が加わる。陰暦八月節気。
秋の季語。
つゆの美称。しらつゆ。

露華(ろか)
露のきらめくこと。美しい露。

次回の番外編は、これからの季節に、女性が好きなもの「」を取り上げたいと考えています。

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2006年10月 1日 (日)

【番外編 13】紅

秋といえば、紅葉ですね。
ということで、今回の番外編は「紅」です。

愛嬌紅(あいきょうべに)
演劇で、役者が耳たぶにつける紅。
また、女性が目じりや耳たぶにかすかにさす紅。

青紅葉(あおもみじ)
赤く色づく前のカエデ。
襲(かさね)の色目の名。表は青、裏は朽葉(くちば)。

天が紅(あまがべに)
夕焼け雲。訛って「
おまんが紅」とも。音の類似から「尼が紅」とも書く。
「下紅葉空にうつすや天が紅/玉海集」

唐紅・韓紅(からくれない)
舶来の紅の意。
濃い紅色。紅色の美しさをほめていう場合が多い。

「千早ぶる神世もきかず竜田川唐紅に水くくるとは/古今(秋下)」

雁来紅(がんらいこう)
雁の来る頃紅(あか)くなることから、ハゲイトウの別名。
秋の季語。

紅の塵
「紅塵」の訓読み。浮世の塵。世俗の中。

「苔ふかき緑の洞ぞ紅の塵のほかなるすみかなりける/新撰六帖 1」

紅の涙
「紅涙」の訓読み。並々ならぬ悲しみや感動のために流す涙。血の涙。

「朝に見て夕に遅なはる程だに紅の涙を落とすに/宇津保(俊蔭)」

紅の文
紅の筆で書いた文。恋文。

「幾かへりそめて色濃き紅の文見しあとも今はたえつつ/新撰六帖 5」

紅の筆
紅色の軸の筆。女性が用いた。転じて、恋文。

「ふみそめて思ひ帰りし紅の筆のすさびをいかで見せけむ/金葉(恋上)」

紅雨(こうう)
赤い花の散るさまを雨にたとえていう語。

「落花、乱点して紅雨の如く/日本風景論(重昂)」
春、花に降りそそぐ雨。

紅玉
赤色の鋼玉。ルビー。
美しい女性の肌のたとえ。

「紅玉の膚(はだえ)消えて/太平記 6」

紅涙(こうるい)
女性の流す涙。美人の涙。
「紅涙をしぼる」
悲しみの涙。血の涙。血涙(けつるい)。

「虎口の讒言によてむなしく紅涙にしづむ/平家 11」

白紅(しろくれない)
半分は白く、半分は赤く染め分けた水引。

紅差し指
口紅をつけるのに用いたのでいう。くすりゆび。

紅葉傘(もみじがさ)
「あめふればかさとり山のもみぢばは行きかふ人の袖さへぞてる/古今(秋下)」から、日傘。

紅葉月(もみじづき)
陰暦九月の異名。

紅葉鳥(もみじどり)
鹿の異名。

紅葉の橋
「天河紅葉を橋に渡せばやたなばたつめの秋をしもまつ/古今(秋上)」による、天の川に渡す橋。
「星あひの夕べ涼しき天の川紅葉の橋を渡る秋風/新古今(秋上)」
京都、東福寺の「通天橋を思い浮かべます。
谷に架かる橋を渡ると、眼下に紅葉が広がり、まさに紅葉の橋。
もう一度見たい紅葉です。

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2006年9月23日 (土)

【番外編 12】彼岸

今日は秋分の日ですので、番外編は予定を変更して、「彼岸」にしました。
数は少ないですが「彼岸」の付いた言葉です。

秋分
二十四節気の一。
八月中気。太陽の黄経が一八〇度に達した時をいい、毎年9月23日頃。
太陽は天の赤道上にあり、ほぼ真東から昇ってほぼ真西に沈む。
昼夜はほぼ同時間。


彼岸
春分の日・秋分の日を中日(ちゅうにち)とする各七日間。
また、この時期に営む仏事。
俳句では、彼岸といえば春彼岸のことを言い、春の季語。

秋彼岸
秋の彼岸。後(のち)の彼岸。秋の季語。

彼岸会
彼岸の七日間に行われる春秋二度の仏事。
平安初期に始まるという。現在も墓参などが広く行われている。
春の季語。

彼岸参り
彼岸の間に、寺や先祖の墓に参ること。春の季語。

《信濃路は雪間を彼岸参りかな/横井也有》

彼岸花
秋の彼岸の頃、高さ約30~50センチメートルの花茎の頂に赤色の花をつける。
花被片は六個で強くそり返り、雄しべは長く目立つ。
花後に線状の葉が出て翌春は枯れる。
鱗茎(りんけい)は有毒だが薬用として使用される。
曼珠沙華(まんじゅしゃげ)。葉見ず花見ず。
秋の季語。

彼岸桜
春の彼岸の頃、他のサクラより早く開花。
エドヒガンに近縁。コヒガンザクラ。
春の季語。

江戸彼岸
ヒガンザクラの別名。

枝垂れ彼岸
シダレザクラの異名。

彼岸河豚(ひがんふぐ)
フグ目の海魚で全長約40cm。肉は無毒であるが、肝臓・卵巣などに猛毒をもつ。春の彼岸ごろが美味とされる。北海道南部以南に分布。

彼岸底彼岸天井(ひがんぞこひがんてんじょう)
春秋の彼岸ごろには稲作の予想や結果も出ることから、株式相場が底をつけたり天井をついたりすること。〔米相場からきた語〕

そういえば、彼岸に入ってから日経平均株価が下がりましたね。これが彼岸底となって来週は上がってくれると良いのですが。

次回は、今日お届けできなかった「」です。

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2006年9月17日 (日)

【番外編 11】朝

今日の番外編は「朝」です。

朝虹
朝に出る虹。大雨の前兆といわれる。
夏の季語。

朝桜(あさざくら)
朝露をおびて咲く清らかな桜。

朝涼(あさすず)
夏、朝のうちの涼しいとき。夏の季語。

「朝涼はいつしか過ぎて日かげの熱くなるに/たけくらべ(一葉)」
「まだ朝涼みの程にわたり給はむとて/源氏(若菜下)」

朝ぼらけ
明け方、あたりがほのぼのと明るくなりかける頃。
あけぼの。

「朝ぼらけ有明の月と見るまでに吉野の里に降れる白雪/坂上是則」

朝まだき
「まだき」は未だ、の意。
夜の明けきらないころ。朝早く。

「朝まだき、東の空漸(ようや)く白みし頃/源おぢ(独歩)」

朝の霜
朝おりた霜。はかなく消えやすいもののたとえにいう。

「君にけさ朝の霜の置きていなば/古今(仮名序)」

朝の露
朝、草葉などにたまった露。
人生の短く、はかないことにたとえていう。
あさつゆ。

「朝の露に異ならぬ世を/源氏(夕顔)」

花朝(かちょう)
陰暦二月の異名。

元朝(がんちょう)
元日の朝。元旦。
新年の季語。

晨朝(じんじょう)
昼を三分した最初の時間。
ほぼ現在の午前6時から10時頃。

朝暉(ちょうき)
あさひ。また、その光。

朝露(ちょうろ)
あさつゆ。
はかないもののたとえ。
「人生朝露のごとし」

年の朝(としのあした)
「歳旦」を訓読した語、元旦。正月一日。
新年の季語。

「野の宮や年の朝はいかならん/朴什」

又の朝(またのあした)
翌朝。あくる朝。

「又の朝御文とくあり/源氏(胡蝶)」

三つの朝(みつのあさ)
年・月・日の三つの朝の意、元旦。
「我が門や松はふた木を三つの朝/蕪村文集」

朝顔
キキョウの異名「新撰字鏡」、ムクゲの異名「名義抄」。
牽牛花(アサガオの種を牽牛子(けにごし)という)。

朝顔姫
「牽牛(けんぎゅう)」を「あさがお」と読むところから、織女星(しょくじょせい)の異名。

次回の番外編は「紅」を予定しています。

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2006年9月10日 (日)

【番外編 10】夜

前回が「秋」でしたので、秋の夜長ということで、「」の付いた言葉です。

夜長
夜が長いこと。
秋が深まるにつれて夜が長く感じられること。
秋の季語。


可惜夜(あたらよ)
明けるのが惜しい、すばらしい夜。

「玉くしげ明けまく惜しき可惜夜/万葉集 1693」

雨夜の月(あまよのつき)
雨の降る夜の月。あっても見えないものにたとえる。

「影見えぬ君は雨夜の月なれや/詞花(恋上)」

雨夜の星(あまよのほし)
雨の降る夜の星。あっても見えないもの、きわめてまれなものにたとえる。

「こちと女夫(めおと)は雨夜の星、どこにあるやらないやらで/浄瑠璃・卯月の潤色(中)」

新た夜(あたらよ)
毎日めぐってくる新しい夜。毎夜。

「新た夜の全夜(またよ)も落ちず夢に見えこそ/万葉集 3120」

五夜(ごや)
一夜を五つに分けたものを、ひとまとめに呼ぶ語。
甲夜(初更)、乙夜(いつや)(二更)、丙夜(三更)、丁夜(四更)、戊夜(ぼや)(五更)の五つに分ける。

「一点の残灯五夜通ず/菅家文草」

卯の花月夜(うのはなづくよ)
卯の花が咲いている月夜。また、卯の花を月光に見立てていうとも。

「五月山卯の花月夜霍公鳥(ほととぎす)/万葉集 1953」

空夜(くうや)
寂しい夜。

「深更空夜閑(しずか)にして/平家 7」

星月夜(ほしづきよ)
星の光で、月夜のように明るいと感じた夜。
ほしづくよ。
秋の季語。

良夜(りょうや)
月の美しい夜。

特に中秋の名月の夜。
秋の季語。

夜深(よぶか)
夜がとっぷりと更けていること(さま)。

「まだ夜深な、ここもとは不案内な、よあけてまゐらう/狂言・磁石」

除夜(じょや)
一年の最終日の夜。
大晦日(おおみそか)の夜。
冬の季語。


除夜の鐘
大晦日の午後12時頃から元旦にかけて、仏教寺院で打ち鳴らす鐘。
百八煩悩(ぼんのう)を除く意味をこめて108回つき鳴らす。
百八の鐘。
冬の季語。


夜があけると朝ですね。
次回の番外編は「朝」の予定です。

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2006年9月 3日 (日)

【番外編 9】秋

朝夕、涼しくなって、夜には、虫の声がうるさい?くらいです。
少しずつ秋の気配が感じられるようになりました。

と言うことで、今回の番外編は「」。
「秋」の付いた言葉を拾ってみました。

秋の七草
秋に咲く代表的な七種の草花。
ハギ・ススキ(オバナ)・クズ・ナデシコ・オミナエシ・フジバカマ・キキョウ。
秋の季語。

〔万葉集 1538「萩の花尾花葛花なでしこの花をみなへしまた藤袴朝顔の花/山上憶良」 の歌にはキキョウではなく「あさがお」があげられているが、この「あさがお」もキキョウのことと考えられている〕

秋茜
代表的なアカトンボ。体長約4センチメートル。
山地で盛夏を過ごし、秋に低地に下りてくる。

秋津(あきず)
トンボの異名(平安時代以降は「あきつ」とも)。
秋の季語。

秋味
アイヌ語「チュクチェプ(=秋食)」の和訳という。
秋、産卵のために川をのぼる鮭(さけ)の異名。
北海道・東北地方では鮭・塩鮭の意でも用いる。
(こんな名前が付いたビールがありますね)

秋入梅(いきついり)
「ついり」は「つゆいり」の転。秋の長雨、また、その季節に入ること。
秋の季語。

《果てもなく瀬の鳴る音や秋入梅/史邦》

秋出水(あきでみず)
台風や長雨で起こる、秋の洪水。
秋の季語。

《秋出水乾かんとして花赤し/前田普羅》

秋の契り
秋に男女が会う約束。
七夕に牽牛(けんぎゆう)・織女の二星が会うことにいう。

《天の川秋の契りの深ければ/続後拾遺(秋上)》

秋の隣
夏が終わりに近づき、秋がすぐそばまで来ている時期。

秋豆
大豆(だいず)の異名。

錦秋(きんしゅう)
紅葉が錦のように色鮮やかな秋。
「錦秋の候」

桂秋(けいしゅう)
桂の花の咲く秋。また、陰暦八月の異名。

菊秋(きくあき)
陰暦九月の異名。菊月。
陰暦の九月九日は五節句の一つ重陽の節句(菊の節句)です。

秋思(しゅうし)
秋に感ずる、さびしいおもい。
秋の季語。

《余に取りては無限の秋思なり/欺かざるの記(独歩》

孟秋(もうしゅう)
「孟」ははじめの意。秋のはじめ。初秋。
陰暦七月の異名。

出来秋(できあき)
秋の、稲の実る頃。秋の季語。

梢の秋
梢の末に秋の末をかけていう語。
陰暦九月の異名。

当然ですが、秋の季語になっているものが多いです。

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2006年8月26日 (土)

【番外編 8】星

今回の番外編は「」です。
ちょっと長いです。

冥王星が惑星ではなくなってしまいました。
「水金地火木土天海冥」と覚えていたリズムがおかしくなります。

冥王星
1930年アメリカのローウェル天文台の C = W =トンボーが発見。太陽からの平均距離は地球のそれの三九・五四倍。公転周期二四七・八年。極大光度一三・六等。自転周期六・三八七日。直径は月の約三分の二。78年に衛星が発見された。

青星
星のシリウス

赤星
さそり座のアルファ星アンタレス
また、明けの明星(みようじよう)の古名

明けの明星
明け方、東の空に見える金星。暁星(ぎょうせい)。
太白星(たいはくせい)。

宵の明星
日没後、西天に輝く金星。ゆうずつ。


西郷星(さいごうぼし)
火星の異名。
西南戦争があった1877年(明治10)9月、火星が大接近し明るく輝いた。人々がこの赤い星の中に西郷隆盛が見えるといったことから。
また、火星の近くにあった土星を西郷の参謀桐野利秋の名に因んで
桐野星と呼んだ。

足垂れ星(あしたれぼし)
二十八宿の一。尾宿の和名。さそり座の尾の部分にあたる九つの星。

網星(あみぼし)
二十八宿の亢(こう)宿の和名。乙女座中の東部の四星。

唐鋤星(からすきぼし)
二十八宿の参(しん)宿の和名。オリオン座の中央部に三つ連なって並ぶ星。三つ星。三連星(みつらぼし)。参星(しんせい

添い星(そいぼし)
二十八宿の房(ぼう)宿の和名。蝎(さそり)座の頭部の四星より成る。

襷星(たすきぼし)
二十八宿の翼宿の和名。コップ座あたりの星宿。

魂緒の星(たまおのほし)
二十八宿の鬼(き)宿の和名。南方の星座。蟹(かに)座の中心部にある。たまほめぼし。

ちちり星
二十八宿の、井(せい)宿の和名。双子(ふたご)座の西部に相当。

ちりこ星
二十八宿の張(ちよう)宿の和名。海蛇座の一部に相当。

中子星(なかごぼし)
二十八宿の心(しん)宿の和名。蠍(さそり)座のアンタレスほか二星にあたる。
二十八宿とは、黄道に沿う天空の部分に設けた二八の中国の星座)

牽牛星(けんぎゅうせい)
わし座のアルファ星アルタイルの漢名。天の川を隔てて織女と対する。
彦星(ひこぼし)。男星(おぼし)。秋の季語。

織女星(しょくじょせい)
琴座のアルファ星ベガの漢名。天の川を隔てて牽牛と対する。
織姫(おりひめ)。七夕姫。秋の季語。

添え星(そえぼし)
大熊座ゼータ星の伴星。アルコル。

釣鐘星(つりがねぼし)
牡牛座のヒヤデス星団の和名。

破軍星(はぐんせい)
北斗七星の柄の先端の星、揺光(ようこう)の別名。陰陽道(おんようどう)では剣先に見たてこの星のさす方向を凶として忌んだ。

平家星
オリオン座 α 星のベテルギウスの和名。同じオリオン座 β 星のリゲルが青白色なのに対して、赤色のこの星を平家の赤旗にたとえて名づけられた。
リゲルは源氏星

麦星
麦の熟する頃によく見えることから、サソリ座のアンタレス・牛飼い座のアルクトゥルス。

六連星(むつらぼし)
昴(すばる)の異名

老人星
南極星の別名。

美しく光る星に、昔の人々は和名を付けて親しんできたようです。

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2006年8月19日 (土)

【番外編 7】波

今回の番外編は「」です。
島国「日本」だからでしょうか、古くから万葉集などに読まれていたようです。

荒磯波(ありそなみ)
荒磯に打ち寄せる波。
同音で「あり」にかかる枕詞。

「荒磯波ありても見むと/万葉集 3253」


卯波
(うなみ)
卯月(陰暦四月)のころに立つ波。
夏の季語。
楫音や卯波も寒き鳴門沖/梅室」


沖つ白波
(おきつしらなみ)
沖に立っている白波。

「わたつみの沖つ白波立ち来らし/万葉集 3597」

白波が立つという連想から、「立田山」の序詞。また、同音「しら」を含む「知らず」の序詞。
「風吹けば沖つ白波竜田山/伊勢物語 23」
「近江の海沖つ白波知らずとも/万葉集 2435」


沖つ波
(きおきつなみ)
沖に立つ波。

「沖つ波高く立ち来ぬ/万葉集 3627」

沖つ波の動くさまから、「しく」「立つ」「撓(とお)む」などにかかる枕詞。
「沖つ波しきてのみやも恋ひわたりなむ/万葉集(二五九六或本歌)」

細ら波(ささらなみ)
さざなみ。水面に一面にできるこまかい波。

「細ら波寄する所に住む鶴は/貫之集」

細れ波(さざれなみ)
小さな波。さざなみ。

「細れ波浮きて流るる泊瀬川/万葉集 3226」

波は「立つ」ことから「立つ」にかかる枕詞。
「細れ波立ちても居ても/万葉集 3993」

女波(めなみ)
高低のある波のうち、低く打ち寄せる波。


男波
(おなみ)
高低のある波のうち、高く打ち寄せる波。


千波万波
(せんばばんば)
次から次へと絶え間なく押し寄せてくる波。

次回の番外編は「星」を予定しています。

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2006年8月12日 (土)

【番外編 6】月 

今回の番外編は「」です。
ちょっと長いですがお付き合いください。

「月」といえば「
中秋の名月」といわれるほどですから、
やはり、秋の季語になっているものが多いですね。

暁月夜(あかつきづくよ)
夜明け方に出ている月。
有明(ありあけ)の月。あかときづくよ。

「暁月夜いとも面白ければ、舟を出してこぎ行く/土左」

朧月(おぼろづき)
春の夜のほのかにかすんだ月。
春の季語。

「朧月大河をのぼる御舟かな/蕪村」

三五の月(さんごのつき)
十五夜の月。特に、陰陽暦八月十五夜の月。
掛算3×5=15で十五夜の月?

十六夜の月(いざよいのつき)
陰暦(八月)一六日の夜の月。
いさよう月。

立待ち月(たちまちづき)
夕方、立って待つ間に出る月の意。
陰暦一七日の月。
特に、陰暦八月一七日の月。
立ち待ちの月。たちまち。
秋の季語

居待月(いまちづき)
〔満月を境に月の出が次第に遅くなるので、座って待つうちに出る月の意〕陰暦一八日の月。
特に、陰暦八月一八日の月。
居待ちの月。
秋の季語

寝待月(ねまちざき)
月の出が遅いので寝て待つ意。
陰暦一九日の夜の月。
特に、陰暦八月一九日の夜の月。
臥(ふ)し待ち月。寝待ちの月。
秋の季語。

更け待ち月(ふけまちづき)
月の出が午後10時頃になるのでいう。
陰暦二〇日の夜の月。特に、陰暦八月二十日の夜の月。
秋の季語。

芋名月(いもめいげつ)
中秋の名月の別名。
サトイモを供えて月見をする風習がある。
秋の季語。

栗名月(くりめいげつ)
陰暦九月一三夜の月の別名。
栗を供えて月見をする風習がある。
豆名月。後(のち)の月。
秋の季語。

片割れ月(かたわれづき)
半月。弓張り月。弦月。

降り月(くだりづき)
陰暦十八夜頃から二十一、二夜までの次第に欠けてゆく月。

上り月(のぼりづき)
新月から満ちて満月になるまでの月。

上弦の月(じょうげんのつき)
新月から満月に至る中間頃の月。
陰暦七日、八日頃、太陽との黄経差が九〇度になる時の月。
月の右半分が膨らみ、入りの際半月の弦が上向きとなる。

下弦の月(かげんのつき)
満月から新月に至る中間頃の月。
陰暦二二、三日頃、太陽との黄経差が二七〇度になるときの月。
月の左側が膨らみ、入りの際半月の弦が下向きとなる。


さて、
次回の番外編は何にしましょうか?

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2006年8月 6日 (日)

【番外編 5】風  

前回の番外編から1週間あいてしまいましたが、
今回は「風」をお届けします。
ちょっと長いですが、ご容赦を。

恵風(けいふう)
めぐみの風。春風。二月の異名。


花信風
(かしんふう)
初春の風。花の咲く時節の到来を告げる風。

木の芽風(このめかぜ)
木の芽どきに吹く風。春の季語。《金堂の扉を叩く木の芽風/虚子》

東風(こち)
春、東から吹く風。ひがしかぜ。こちかぜ。春の季語。
「東風吹かばにほひおこせよ梅の花あるじなしとて春を忘るな/菅原道真」

南風(はえ)
南から吹く風。特に、夏の風についていう。みなみ。みなみかぜ。
特に西日本で「はえ」という。
夏の季語。

真風(まじ)
南風、または南寄りの風。まぜ。主に四国や瀬戸内海の沿岸でいう。


白南風(しらはえ、しろはえ)
梅雨明けの頃、南から吹く風。しろはえ。
夏の季語。

黒南風(くろはえ)
梅雨入りの頃、どんよりと曇った日に吹く南風。
夏の季語。

薫風(くんぷう)
初夏、若葉の香をただよわせて吹いてくるさわやかな南風。緑風。夏の季語。

黄雀風(こうじゃくふう)
陰暦五月に吹く東南の風。この風の吹く頃、海魚が黄雀に変ずるという俗説が中国にある。

光風(こうふう)
雨あがりの輝く草木の上を渡る風。
うららかに晴れた春の日に吹くそよ風

黒風(こくふう)
黒雲や砂塵をともなって吹く強い風。旋風。暴風。

玉風(たまかぜ)
冬、北日本の日本海側で吹く、北よりの風。豪雪をもたらし、海上は大しけとなる。束風(たばかぜ)。

天狗風(てんぐかぜ)
つむじ風。突風。

舞い風(まいかぜ)
つむじ風。旋風。


帆風(ほかぜ)
追手の風。順風。おいかぜ。

魔風(まかぜ)
悪魔の吹かせる、人を惑わす恐ろしい風。まふう。


次回の番外編は「」を予定しています。

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2006年7月30日 (日)

【番外編 4】雲   ―その2―

今回の「雲」は、形です。

鼬雲(いたちぐも)
積乱雲の異名

鰯雲(いわしぐも)
漁師仲間で、イワシの大漁の前兆とするからとも、形がイワシの群れのように見えるからともいう。
小斑点状に群がり広がった雲。多く、巻積雲のこと。鱗雲。さば雲。
秋の季語

朧雲(おぼろぐも)
高層雲の俗称。雨の前兆といわれる。

乳房雲(ちぶさぐも)
雲底から乳房がたくさん垂れているように見える雲。積乱雲に多いが、
巻雲・高積雲・層積雲にも見られる。にゅうぼううん。

蝶蝶雲(ちょうちょうぐも)
蝶の舞うように流れてゆく雲。積雲の乱れたもので、雨の前兆という。

羊雲(ひつじぐも)
羊の群れのように見える雲。高積雲

横雲(よこぐも)
たなびく雲。

滝雲(たきぐも)
山の稜線をこえて風下側に流れた雲が、山にそって滝のように落下しながら消えていくもの。

棚雲(たなぐも)
空を一面におおっている雲。
「天の八重棚雲を押し分けて/古事記(上)」

漏斗雲(ろうとぐも)
乱層雲の雲底から、漏斗状に垂れ下がった雲。
地表に近づくと竜巻を起こす。

凍て雲(いてぐも)
冬空に凍りついたように動かぬ雲。冬の季語。


その他
東雲(しののめ)
東の空がわずかに明るくなる頃。夜明け方。あけぼの。
「東雲の別れを惜しみ我ぞまづ鳥よりさきになきはじめつる/古今(恋三)」
〔古代、住居の明かり取りの部分に篠竹を編んでいたが、その篠竹の目が明るくなる意から、という〕

雲の付いた食べ物
雲丹(うに)
雲呑(ワンタン)
水雲・海雲(もずく)



昔は、雲の形で天候を予測していたのでしょう。
今の天気予報と比べて、どのくらいの的中率があったのでしょうか?

次回の「番外編」は、「
」をお届けしたいと思います。

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2006年7月25日 (火)

【番外編 3】雲 ーその1ー

今回の番外編は「雲」です。
まずは、色の付いた雲から。

彩雲さいうん)
縁が美しくいろどられた雲。
雲粒による日光の回折によって生ずる現象で、高積雲などに見られる。
五色の雲、景雲・慶雲・紫雲・瑞雲(ずいうん)などともよばれ、瑞兆(ずいちょう)とされた
Saiun2_3 Saiun_2 





先日、自宅で見ることができた、彩雲の写真です。
部分的に二重の輪が見えて、とてもきれいでした。
(クリックすると少し大きな写真になります)

青雲(あおくも、せいうん)
淡青色の雲。
また、晴れて青々とした空。

「白雲のたなびく国の青雲の向伏(むかふ)す国の雨雲の下なる人は吾のみかも 君に恋ふらむ~(万葉集 3329)」

碧雲(へきうん)
青みがかった色の雲。
青雲。

茜雲(あかねくも)
朝日や夕日を受けて茜色に照り映える雲。
 
黄雲(こううん)
黄色の雲。金色の雲。
一面に実った稲田のさまを雲に見立てていう語

紫雲(しうん)
紫色の雲。
仏教で、念仏を行う者が死ぬとき、仏が乗って来迎するとされる雲。

真珠雲(しんじゅぐも)
2、3万メートルの高さに現れる真珠色の雲。
高緯度地方で、日の出・日没時に見られる。真珠母雲。

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2006年7月22日 (土)

【番外編 2】穀雨他

食物の付く雨編

穀雨(こくう)」
百穀をうるおす春雨の意。
二十四節気の一。

小糠雨(こぬかあめ)」
非常に細かい雨。ぬか雨。細雨。

菜種梅雨(なたねづゆ)」
菜の花の盛りのころに降る春の長雨。春の季語

梅雨(ばいう)」
梅の実の熟する頃に降る雨の意。
また、この時期に黴が生じやすいことから、黴雨の意とも言う。
つゆ、さみだれ。夏の季語

麦雨(ばくう)」
麦の実る頃降る雨。五月雨。

他にも、食物の付く雨があると思います。
地方によっても違う言い方があるかもしれません。
それを探してみると面白いかも。

次回の番外編は、雨の素である「
」をお届けしたいと思います。

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2006年7月20日 (木)

【番外編 1】 雨 その1

白雨はくう)」
今日の新聞に載っていた言葉です。


意味は
うすい雲を通して明るい空から降る雨。にわか雨。

夕立の別名で、夏の季語にもなっています。

「白雨」とは反対に、空が暗くなってしまうような大雨を
黒雨(こくう)」と言うそうです。
青葉に降りそそぐ雨を「
緑雨(りょくう)・翠雨(すいう)・青雨(せいう)」。
と、白以外にも色の付いた雨が有るようです。
それぞれ、趣が感じられていい言葉だと思います。

また、
梅雨のように食物の付いた雨も有ります。
食物の付いた雨は、次回の番外編でお届けしたいと思います。

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