『故事・成語・諺』 465「僥」
【465】
『万一を僥倖(ギョウコウ)す』
万の中に一つの幸いを求めるという意味で、滅多には有り得ない幸せを願うといこと。
殆どないと思えるが、極めて稀にあること。
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【465】
『万一を僥倖(ギョウコウ)す』
万の中に一つの幸いを求めるという意味で、滅多には有り得ない幸せを願うといこと。
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「千呼万喚(せんこばんかん)」
意味は、
何度も何度も大声で呼びかけること。
何度も促したり招いたりすること。また、繰り返し叫ぶこと。
「千」「万」は数の多いことを示す。
「呼」「喚」はともに大声で呼び叫ぶこと。
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【464】
『学びて思わざれば則ち罔(クラ)し』
論語(為政)
先生から教えられたことをただ受け入れるだけで、自分で考えようとしなければ、知識や学問は確かなものにはならない。
後に「思ひて学ばざれば則ち殆し」<自分で勝手に解釈するだけで、教えを受け入れようとしなければ、油断のために危うい目に遭う>と続く。
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「尽善尽美(じんぜんじんび)」
意味は、
欠けるものがなく、完璧かんぺきであること。
美しさと立派さをきわめているさま。
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【463】
『焙烙(ホウロク)の割れも三年置けば役に立つ』
今は役に立たなくても、後で役立つ時がある。
「焙烙」は、素焼きの平たい土鍋のこと。
災難に遭って痛手を受けても、いつかそのことが原因となって幸せを掴むこともあるということの喩え。
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「晴雲秋月(せいうんしゅうげつ)」
意味は、
心に汚れがなく、澄みとおっているたとえ。
「晴雲」は、晴れた空に浮かぶ白雲のこと。
「秋月」は、秋の澄んだ空にかかる月の意。
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「寸田尺宅(すんでんしゃくたく )」
意味は、
少しの財産のこと。
「寸田」は一寸四方の田のこと。
「尺宅」は一尺四方の住宅の意。
どちらもわずかな財産のたとえ。
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【462】
『庖人庖を治めずと雖(イエド)も、尸祝(シシュク)は樽俎(ソンソ)を越えて之に代わらず』
荘子(逍遥遊)
料理番が料理しないからといって、神官が神酒の樽や供物台を踏み越えて、台所に立ってはならない。
中国の伝説上の高士、許由が尭帝から帝位を讓ると言われたとき、それを断わって言ったとされる言葉。
「庖人」が尭で、「尸祝」が許由の喩えとされる。
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「燕雁代飛(えんがんだいひ)」
意味は、
燕と雁が同じ季節に同じ場所に居合わせることはないことから、
人が互い違いに入れ替わり、異なる方向に去ってしまうことのたとえ。
淮南子より出典
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「雲濤煙浪(うんとうえんろう)」
意味は、
はるかかなたの沖合いで雲に連なり煙のように霞んでいる波の意
雄大な海の形容。
白居易の詩より出典
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【461】
『平地に波瀾(ハラン)を起こす』
穏やかで何事も治(おさ)まっているところへ、わざわざ揉め事を起こす。
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「斉紫敗素(せいしはいそ)」
意味は、
知者が事を行えば災いを福に変じ、失敗を成功に転じることのたとえ。
斉の国でもてはやされた紫色の絹も、もとは粗末な古い白絹を染め直したものであるの意から。
「斉紫」は中国戦国時代の斉の国で産出した紫色の布地。
「敗素」は古い白絹。
敗素を紫地に染めただけで、斉紫は値段が十倍にもなったといわれる。
戦国策(燕策)より出典
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【460】
『顰蹙(ヒンシュク)を買う』
周りの人に、眉を顰めさせるような行為をして、嫌われたり、軽蔑されたりする。
「顰」は、眉をひそめること。
「蹙」は、顔をしかめること
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「潜移暗化(せんいあんか)」
意味は、
環境や他人からの影響を受けて、いつの間にか自分の性質や考え方が変化していること。
「潜」も「暗」もひそかに、しらずしらずのうちにの意。
「移」「化」は移り変わる、感化される意。
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【459】
『牝鶏晨(アシタ)す』
書経(牧誓)
女が男に代わって権勢を振るい、災いを招くことの喩え。
家や国が滅びる前ぶれであるとする。
雌鶏(めんどり)歌えば家滅ぶ
牝鶏時を告ぐる
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「尋章摘句(じんしょうてきく )」
意味は、
つまらない些細ささいなことばかりにこだわって、広く全体を見通した、ものの見方ができないたとえ。
「尋章」は文の一節のことを考えること。
「摘句」は句を取り出す、重要な句を選び出すこと。
文章や詩の一章一句の細かな部分に気をとられ、全体の意味や趣旨が理解できないという意から。
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【458】
『平仄(ヒョウソク)が合わない』
漢詩を作るとき、平韻と仄韻の使い方が定められているが、その使い方が間違っているという意味で、
転じて、前に言ったことと後で言うことの辻褄が合わないこと。
話の筋道が立たないこと。
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「聖人無夢(せいじんむむ)」
意味は、
徳のすぐれている聖人は、心身が安らかで憂いや悩みが少しもないから、夢を見ることがないということ。
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「仁者楽山(じんしゃらくざん)」
意味は、
仁徳の備わった人は、欲に動かされず心が穏やかでゆったりとしているので、おのずから安定したどっしりとした山を愛するものであるということ。
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【457】
『人事言わば筵(ムシロ)敷け』
人の噂(うわさ)をするとその当人が現われるというから、
噂をするならば、筵を敷いてその人を座らせる席を用意するつもりでしなさいということ。
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「雲中白鶴(うんちゅうのはっかく)」
意味は、
雲の間を白い鶴が飛んでいる姿。
転じて、典雅で人品卑しからぬ人物や婦人ー讃える言葉。
世説新語より出典
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「雲外蒼天(うんがいそうてん)」
意味は、
「蒼天」は青空。
雲の外には青空が広がっている。
転じて、努力して苦しみを乗り越えれば、必ずやすばらしいことがある。
だから苦難にあっても絶望してはいけないということ。
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【457】
『秘事は睫(まつげ)』
秘事や秘伝は、容易に気付かないだけで、睫のようにすぐちかくにあるものだ。
底にあるのではなく、案外手近な所にあるものである。
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「性行淑均(せいこうしゅくきん )」
意味は、
性質や行為が善良で片寄っていないさま。
性質がひねくれておらず、行動も片寄りのないこと。
「性行」は性質と行動、「淑均」はしとやかで公平なこと。
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【456】
『比丘尼に笄(コウガイ)』
世俗の色恋を絶ったはずの尼が髪飾りを持っていてはおかしい。
似つかわしくないものの喩え。
出家して剃髪した尼には、笄は不要である。
持っていても役に立たないものの喩え。
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「摂取不捨(せっしゅふしゃ)」
意味は、
仏がこの世の衆生、生きているものすべてを見捨てず、仏の世界に救い上げること。
「摂取」はその慈悲心で衆生を仏の世界に救うこと。
「不捨」は仏がどのような生き物をも見捨ててしまうことはないということ。
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【455】
『歯敝(ヤブ)れ舌存す』
説苑(敬慎)
硬く丈夫に見える歯は却って早くなくなり、柔軟な舌が長く残る。
剛強な者は却って早く滅び、柔軟な者が後まで生き残るということ。
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「上援下推(じょうえんかすい)」
意味は、
上の者から引き立てられ、下の者から推挙されること。
「援」は引っ張る、登用する。
「推」はすすめる、推挙する意。
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【454】
『櫨(ハゼ)は飛んでも一代、鰻はぬたっても一代』
櫨も鰻も一生を送ることに変わりはないという意味で、人の一生には貧富・賢愚・身分の違いはあっても、然して変わらぬものであるという喩え。
鱧も一期、海老も一期
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「仁者無敵(じんしゃむてき)」
意味は、
仁徳の備わった人は、すべての人を慈しむので敵というものがいないということ。
仁徳者は慈愛をもって政治を行い、人民を分け隔てなく愛するから敵対する者がいない意。
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「事理明白(じりめいはく)」
意味は、
物事の道理や筋道が、きわめてはっきりしているさま。
「事理」は物事の道理・筋道。「明白」ははっきりしていること。
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【453】
『白璧(ハクヘキ)の微瑕(ビカ)』
陶淵明集(序、昭明太子撰)
白く美しい玉に僅かな瑕があるように、殆ど完全なものに少しの欠点があることの喩え。 玉に瑕
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「有漏無漏(うろむろ)」
意味は、
煩悩に囚われたままの者と、煩悩を脱して悟りを開いている者。
「漏」は、ここでは煩悩の意。
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「和光同塵(わこうどうじん)」
意味は、
自分の才能や徳を隠して、世俗の中に交じってつつしみ深く、目立たないように暮らすこと。
「和光」は才知の光を和らげ、隠すこと。
「塵」はちりのこと。転じて、俗世間。
「同塵」は俗世間に交じわる、合わせること。
また、仏教では、仏や菩薩ぼさつが仏教の教化を受け入れることのできない人を救うために、本来の姿を隠し変えて、人間界に現れることをいう。
老子より出典
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【452】
『鼠を以って璞(ハク)と為す』
戦国策(秦)
価値のないものを宝物とすること。
美名に目が眩んで実質を見失うことの喩え。
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「清音幽韻(せいおんゆういん)」
意味は、
文章のすぐれていることのたとえ。
「清音」は清らかな音声、「幽韻」は奥深く何ともいえない趣の意。
北宋の王安石が欧陽脩の文を評した言葉。
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【451】
『盗人を捕らえて縄を綯(ナ)う』
事が起こってから慌てて準備をしても間に合わないということ。
時機に遅れたら用をなさないということ。
また、準備を怠って行きあたりばったりにものごとをすること。
泥棒を見て縄を綯う、難に臨んで兵を鋳る
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「節倹力行(せっけんりっこう )」
意味は、
むだ遣いをやめて費用を減らすことに努め励むこと。
また、倹約に努め励み行うこと。
「節倹」は節約と倹約で、むだな費用を減らすこと。
「力行」は「りょっこう」とも読み、努力して行うこと。
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【450】
『泥濘(ヌカルミ)に足を踏み込む』
一度泥の中に足を踏み入れると、いくらもがいてもますます深みに嵌まり込むことから、遊蕩などに嵌まり込んで、遂には身の破滅を招くことの喩え。
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「熟思黙想(じゅくしもくそう )」
意味は、
黙って、心を平静にしてじっくりと考えること。
「熟思」は十分に考える、よく考えをめぐらすこと。
「黙想」は黙って、心を静かにして思いにふけること。
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【449】
『鰾膠(ニベ)もしゃしゃりもない』
「しゃしゃり」は、さっぱりしているということ。
愛想も素っ気もない。
思い遣りがない。
鰾膠もない
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「常住不断(じょうじゅうふだん)」
意味は、
常に切れ目なく続いていること。
絶え間のないこと。
「常住」は仏教語で、生滅変化することなく、永遠に存在すること。
無常の対。
「不断」は絶え間なく続くこと。
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「上行下効(じょうこうかこう)」
意味は、
上の者が行うと、下の者がそれを見習うこと。
「上行」は上に立つ者が行うこと。また、その行い。
「効」はならう、まねる意。
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【448】
『錦を衣て絅(ケイ)を尚う』
詩経(衛風・碩人)
錦を着るときは、上から薄衣を掛けて華やかさを表に出さない方が良い。
己の美徳を表に出さないのが君子の嗜みであるということ。
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「六道輪廻(ろくどうりんね)」
意味は、
この世に生きるすべてのものは、六道の世界に生と死を何度も繰り返して、さまよい続けるということ。
「六道」は生前の行為の善悪によって、死後に行き先が決まる六つの世界(地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天上)。
「輪廻」は、車輪が回転してきわまりないように、霊魂は不滅で死後また生まれ変わるという考え方。
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「麟鳳亀竜(りんぽうきりゅう)」
意味は、
太平の世になると現れると信じられていた四種の霊獣・霊鳥。麒麟・鳳凰・亀・竜のこと。
転じて、非常にまれで珍しいもの、聖人・賢者のたとえ。
麒麟・鳳凰・竜は想像上の動物で、太平の世に出現するというめでたいもの。
礼記(礼運)より出典
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【447】
『肉を委ねて餓虎の蹊(ミチ)に当たる』
史記(刺客列伝)
肉をぶらぶらさせて飢えた虎の待つ道を歩くようなものである。
わざわざ自分を危険の真っ只中に置くような行為であるということ。
「是謂、委肉当餓虎之蹊也、禍必不振矣」 燕の太子丹が秦王のお尋ね者である樊於期を匿っていることを、老臣・鞠武が諌めて言った言葉。
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「随波逐流(ずいはちくりゅう)」
意味は、
なんら自分の主張・考えもなく、ただ世の大勢に従うこと。
波にしたがい流れを追いかけるという意から。
「随波」は波にさからわず、波の流れのままになること。
「逐流」も波の動きのままになること。
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【446】
『鉈(ナタ)を貸して山を伐られる』
鉈一本を貸したばかりに山全体の木を伐られるということで、厚意を仇で返されること。 庇を貸して母屋を取られる
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「世運隆替(せうんりゅうたい)」
意味は、
世の中のなりゆきが、時代が移るに従い、盛んになったり衰えたりすること。
「世運」は時代のなりゆき、世の回り合わせ。
「隆」は盛んになること。
「替」はすたれる、衰えること。
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【445】
『鳶に油揚げを攫(サラ)われる』
思い掛けず、横合いから大切なものを奪われる。
当然自分のものになると思っていたものを、不意に横取りされて呆然とする様子。
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「十年一剣(じゅうねんいっけん)」
意味は、
長い間、武術の修練を積むこと。
また、武術の修練を積み、力を発揮する機会を待つこと。
十年の間ひと振りの剣を磨く意から。
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【444】
『年寄りの言うことと牛の鞦(シリガイ)は外れない』
経験に裏打ちされた老人の意見には、間違いや見当外れが少ないものである。
亀の甲より年の劫
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「情意投合(じょういとうごう)」
意味は、
お互いの気持ちがぴったりと合うこと。
「情意」は感情と意志。また、心。
「投合」はぴったり合うこと。
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「純一無雑(じゅんいつむざつ)」
意味は、
混じり気がないさま。また、性質などが純粋で偽りや邪心がないこと。
「純一」「無雑」はともに混じり気のないこと。また、そのさま。
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【443】
『泥鰌(ドジョウ)の地団太』
自分の力が弱いのを弁えないで、強い者に立ち向かうことの喩え。
蟷螂の斧、石亀の地団太、ごまめの歯軋り
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「麟子鳳雛(りんしほうすう)」
意味は、
将来性のある子供のたとえ。
麒麟の子と鳳凰のひなの意から。
麒麟も鳳凰も想像上の動物で霊獣・霊鳥とされ、これらが現れると、めでたい兆しとされた。
易林より出典
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「鱗次櫛比(りんじしっぴ)」
意味は、
うろこや櫛くしの歯のように、順番に整然と並ぶこと。
「次」「比」はともに並ぶ意。
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【442】
『時の花を翳(カザ)す』
その季節に咲き誇る花を髪に挿す。
比喩的に、時流に乗って栄える。
また、権威に阿って上手く生きる
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「随宜所説(ずいぎしょせつ)」
意味は、
相手の心や性質や能力に応じて、理解できるように説いた仏法のこと。
「随宜」は教えを聞く相手に順応すること。
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【441】
『盗に食を齎(モタラ)す』
戦国策(秦策)
盗人に食べ物を与えるという意味で、自分に危害を及ぼす者を助けて、却(って、己の身を危うくするということの喩え。
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「清淡虚無(せいたんきょむ)」
意味は、
清潔かつさっぱりしていて、ものに対する執着がないこと。
「清淡」は清くさっぱりしている。
「虚無」は何もない状態。ここでは物欲のないこと。
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【440】
『陶朱猗頓(イトン)の富』
過秦論
莫大な富。また、富豪の喩え。
陶朱(范蠡)は金満家であり、魯の猗頓は陶朱に金持ちになる法を教えられて大富豪になった。
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「実事求是(じつじきゅうぜ)」
意味は、
事実の実証に基づいて、物事の真理を追求すること。
中国清朝の考証学の学風。
「実事」は実際のこと。本当のこと。
「求是」は誠・真理を窮め求めること。「事ことを実じつにして是ぜを求もとむ」と訓読する。
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【439】
『輾転(テンテン)の思い』
「輾転=展転」は、寝返りすること。
心に悩みがあって、夜中に眠れないほど一心に思い詰めること。
または、眠れないほど人を慕い悩むとこと。
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「十万億土(じゅうまんおくど)」
意味は、
この世から、阿弥陀仏あみだぶつがいるという極楽浄土に至るまでの間に、無数にあるという仏土。
転じて、極楽浄土のこと。
非常に離れている意味にも用いられる。
「億」は非常に大きな単位の意で、「十万億土」は非常に多いという意味。
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「十年一昔(じゅうねんひとむかし)」
意味は、
世の中の移り変わりが激しいことのたとえ。
十年という年月を区切りとして、それ以前は昔のように思われるということ。
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【438】
『鶴の脛(ハギ)も切るべからず』
鶴の足が長過ぎるからといって、少し切った方が良いなどと言うと、鶴が悲しむ。
物には全て特性があるのだから、妄りに手を加えてはいけないということ。
老子(駢拇)
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「綾羅錦繍(りょうらきんしゅう)」
意味は、
上質の素材を用い、刺繍を数多く施した美しい衣服。
また、きらびやかな衣服を身につけること。
「綾」はあや絹、「羅」は薄絹、「錦」はにしき、「繍」は刺繍をした織物で、いずれも高貴な人が着る美しい衣服のこと。
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「竜頭蛇尾(りゅうとうだび)」
意味は、
初めは勢いがよいが、終わりのほうになると振るわなくなること。
頭は竜のように立派なのに、尾は蛇のようにか細くて、前と後とのつりあいがとれない意から。
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【437】
『躓(ツマズ)く石も縁の端』
歩いていてふと躓いた石でさえ、数ある石の中でなんらかの縁があって足に当たったものである。
この世の中で出会うことはすべて、何かの因縁で結ばれているということ。
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「随喜渇仰(ずいきかつごう)」
意味は、
心から喜んで仏道に帰依きえし、深く仏を信仰すること。
また、深く物事に打ち込み熱中すること。
「随喜」は心から喜び、ありがたく感じて仏に帰依すること。
「渇仰」はのどが渇いて水を欲しがるように、仏道を深く信仰すること。
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