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2006年12月10日 (日)

【番外編 20】空

久しぶりの番外編です。
11月から、雨の日が多いです。
晴れた空が見たいな~、という事で今日の番外編は
「空」の付く言葉です。

空木(うつぎ)
中が空洞になった木。うつろ木。

「朽ちたる花の空木より、白髪の老人現はれて/謡曲・西行桜」

空草(うつおぐさ)
ネギの異名。
「紅葉せで秋も萌黄の空草/七十一番職人歌合」
中が空洞だからでしょうか?

空柱(うつおばしら)
雨樋(あまどい)として使う中空の柱。箱樋。うつほばしら。

「空柱よりうち、鈴の綱のへんに/平家 1」

空舟(うつおぶね)
一本の木をくりぬいて作った中空のふね。神仏の使いや異界のものが乗り漂着するという伝説が多い。のちには丸木舟のこととされた。うつほぶね。うつろぶね。

「空舟にいれてながされけるとぞきこえし/平家 4」

大空者(おおそらもの)
頼みにならない者。浮気者。

空馬(からうま)
人や荷物を乗せていない馬。
「空馬に怪我なし 」
無一物の者は、損のしようがない。

空子(からこ)
暖めても孵化(ふか)しない鶏卵。

空辞儀(からじき)
心のこもらない形式的なお辞儀。

「世間並の空辞儀をしたのは~/青年(鴎外)」

空蝶(からちょう)
アゲハチョウの異名。

空空(くうくう)
空と考えることもまた空であること(仏教用語)。
何もないさま。空しいさま。

「志を立つる能はず、空空として経過せり/欺かざるの記(独歩)」

空翠(くうすい)
空にそびえ立つ木の緑。
深山の木立の間にたちこめるみずみずしい山気のしたたり。

空の海(そらのうみ)
青空を海にたとえた語。

「空の海に雲の波立月の舟星のはやしにこぎかくる見ゆ/拾遺(雑上)」

空の鏡(そらのかがみ)
澄んだ月。特に、秋の名月。

空箸(そらばし)
食事の時、箸をつけながら取り上げずに箸を引いてしまう箸づかい。無作法とされる。


行き合ひの空(ゆきあいのそら)
夏の末、秋の初め頃の空。

「夏衣かたへ涼しくなりぬなり夜やふけぬらむ行き合ひの空/新古今(夏)」

」の付く四字熟語
空即是色(くうそくぜしき)
「般若(はんにや)心経」の語。宇宙の万物の真の姿は空であって、実体ではない。しかし、空とは、一方的にすべてを否定する虚無ではなく、知覚しているこの世の現象の姿こそが空である、ということ。

色即是空(しきそくぜくう)
〔般若心経〕この世にあるすべてのもの(色)は、因と縁によって存在しているだけで、固有の本質をもっていない(空)という、仏教の基本的な教義。

一雨ごとに寒くなり、我が家の犬たちも嫌いな冬の到来です。
うがいや手洗いなど風邪の予防を心がけましょう。

次回の番外編は「氷」の予定ですが、数が少ないので、思案中です。

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