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2006年9月10日 (日)

【番外編 10】夜

前回が「秋」でしたので、秋の夜長ということで、「」の付いた言葉です。

夜長
夜が長いこと。
秋が深まるにつれて夜が長く感じられること。
秋の季語。


可惜夜(あたらよ)
明けるのが惜しい、すばらしい夜。

「玉くしげ明けまく惜しき可惜夜/万葉集 1693」

雨夜の月(あまよのつき)
雨の降る夜の月。あっても見えないものにたとえる。

「影見えぬ君は雨夜の月なれや/詞花(恋上)」

雨夜の星(あまよのほし)
雨の降る夜の星。あっても見えないもの、きわめてまれなものにたとえる。

「こちと女夫(めおと)は雨夜の星、どこにあるやらないやらで/浄瑠璃・卯月の潤色(中)」

新た夜(あたらよ)
毎日めぐってくる新しい夜。毎夜。

「新た夜の全夜(またよ)も落ちず夢に見えこそ/万葉集 3120」

五夜(ごや)
一夜を五つに分けたものを、ひとまとめに呼ぶ語。
甲夜(初更)、乙夜(いつや)(二更)、丙夜(三更)、丁夜(四更)、戊夜(ぼや)(五更)の五つに分ける。

「一点の残灯五夜通ず/菅家文草」

卯の花月夜(うのはなづくよ)
卯の花が咲いている月夜。また、卯の花を月光に見立てていうとも。

「五月山卯の花月夜霍公鳥(ほととぎす)/万葉集 1953」

空夜(くうや)
寂しい夜。

「深更空夜閑(しずか)にして/平家 7」

星月夜(ほしづきよ)
星の光で、月夜のように明るいと感じた夜。
ほしづくよ。
秋の季語。

良夜(りょうや)
月の美しい夜。

特に中秋の名月の夜。
秋の季語。

夜深(よぶか)
夜がとっぷりと更けていること(さま)。

「まだ夜深な、ここもとは不案内な、よあけてまゐらう/狂言・磁石」

除夜(じょや)
一年の最終日の夜。
大晦日(おおみそか)の夜。
冬の季語。


除夜の鐘
大晦日の午後12時頃から元旦にかけて、仏教寺院で打ち鳴らす鐘。
百八煩悩(ぼんのう)を除く意味をこめて108回つき鳴らす。
百八の鐘。
冬の季語。


夜があけると朝ですね。
次回の番外編は「朝」の予定です。

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