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2006年8月19日 (土)

【番外編 7】波

今回の番外編は「」です。
島国「日本」だからでしょうか、古くから万葉集などに読まれていたようです。

荒磯波(ありそなみ)
荒磯に打ち寄せる波。
同音で「あり」にかかる枕詞。

「荒磯波ありても見むと/万葉集 3253」


卯波
(うなみ)
卯月(陰暦四月)のころに立つ波。
夏の季語。
楫音や卯波も寒き鳴門沖/梅室」


沖つ白波
(おきつしらなみ)
沖に立っている白波。

「わたつみの沖つ白波立ち来らし/万葉集 3597」

白波が立つという連想から、「立田山」の序詞。また、同音「しら」を含む「知らず」の序詞。
「風吹けば沖つ白波竜田山/伊勢物語 23」
「近江の海沖つ白波知らずとも/万葉集 2435」


沖つ波
(きおきつなみ)
沖に立つ波。

「沖つ波高く立ち来ぬ/万葉集 3627」

沖つ波の動くさまから、「しく」「立つ」「撓(とお)む」などにかかる枕詞。
「沖つ波しきてのみやも恋ひわたりなむ/万葉集(二五九六或本歌)」

細ら波(ささらなみ)
さざなみ。水面に一面にできるこまかい波。

「細ら波寄する所に住む鶴は/貫之集」

細れ波(さざれなみ)
小さな波。さざなみ。

「細れ波浮きて流るる泊瀬川/万葉集 3226」

波は「立つ」ことから「立つ」にかかる枕詞。
「細れ波立ちても居ても/万葉集 3993」

女波(めなみ)
高低のある波のうち、低く打ち寄せる波。


男波
(おなみ)
高低のある波のうち、高く打ち寄せる波。


千波万波
(せんばばんば)
次から次へと絶え間なく押し寄せてくる波。

次回の番外編は「星」を予定しています。

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